ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
チ…チ…チ
カクちゃん
武道
カクちゃん
時計の音と武道の上機嫌な鼻歌だけが静かな部屋に響く
ホテルの一室に案内されて暫く経ったが何もやることが無い
武道
カクちゃん
ホテルの窓から外の様子を伺う
ボスン…
武道
武道
カクちゃん
武道のはしゃいだ声に振り返れば部屋内の大きなベットに寝転んでいた
武道
カクちゃん
年相応の顔をしてはしゃぐ武道が愛おしく目を細めた
コロコロ…コロ
武道
ベットの上を転がり先程より上機嫌の武道を眺める
……ペラッ
カクちゃん
武道
カクちゃん
武道
カクちゃん
カクちゃん
武道
俺に指摘され自身の姿を見る武道
武道
武道はシュっと身だしなみを整えると何事も無かった様に視線を戻した
………………
武道ぃー!!!💢
しっかりしてくれぇ〜〜!!!
武道がながす一方で俺はあくまで心の中で悶えていた
どことなく居心地が悪くなり窓辺にある飲用水を武道の分と共にコップに入れる
カクちゃん
武道
俺から素直に水を受け取る武道
……はぁ…
内心で安堵ともとれるため息をつき俺は水を口に含んだ
…ゴク…ゴク
カクちゃん
カクちゃん
口に含んでから大きく感じる違和感
俺はこの時酷く後悔をした
……ドクンッ
カクちゃん
カクちゃん
武道
武道
武道
カクちゃん
武道
まずい…
どうしてよく考えなかったんだ!!
ここは敵陣の中心で最も警戒すべき所なのに…!!!
今更後悔と自己嫌悪ばかりが頭を回る
俺たちは敵の用意したホテルにいて二人きり更にはたった今そのホテルの水を飲んでしまった
単純な事なのに…!!!
そう単純な事、敵側からすればこのホテルに罠を作るのも容易い
俺たちが飲んでしまったもの…
独特の甘い香り
早くなる鼓動
上がる体温
その水の中にあったのは
媚薬だ
そこまで考え再び後悔が湧き上がる
カクちゃん
カクちゃん
今のところ武道に目立った変化はないが俺の方がヤバそうだった
めまいがし思わずベットの近くに膝をつく
カクちゃん
頭がボーッとし著しく思考力が低下していくのが分かる
…あつい
あつい……
そうだ…武道、は
どうする、今敵が来たら…
武道が、一人に…
俺は何をやってるんだ…
これじゃ武道を守れない…
俺じゃ力不足だ…!!!
どうすれば…
どうしよう
どうしよう…
どうしよう
ピト…
武道
いくら考えても纏まらなかった頭に武道の冷たく気持ちい手が置かれた
カクちゃん
思わず肩を大きく揺らすおれに構わず武道の手はそのまま頬に降りてくる
武道
カクちゃん
武道に促され顔を上げると不自然に汗をかいた武道がいた
やはり武道にも媚薬の効果が現れ始めたのか
カクちゃん
カクちゃん
武道に再び謝ろうとしたがそれは武道に口を塞がれたことにより叶わなかった
…チュ
控えめに響くリップ音
カクちゃん
武道
口元を押さえ照れてる俺に対して武道は妖美に笑った
…ドクッ
カクちゃん
今までに無いほど大きく鳴る鼓動
流れる異様な雰囲気
何かを求めている体
カクちゃん
そのまま俺は後ろのベットに武道を押し倒した
零した謝罪は本当に思っていたのだろうか
ギシ…ギシ…
カクちゃん
武道
ベットが軋む音と俺たちの声だけが聞こえる
武道
カクちゃん
武道
チュッ……チュッ
聞き飽きるほどに鳴り響くたくさんのリップ音
傍にいる事を確かめ合う様に何度もお互いの名前を呼び合う
ギシ……
カクちゃん
武道
くちゅ……じゅるっ
カクちゃん
武道
バードキスだけじゃ満足出来ず武道の開いた口に己の舌をねじ込む
武道
カクちゃん
カクちゃん
武道
自分のせいでぐちゃぐちゃになる武道の顔が余計に俺をそそらした
カクちゃん
武道
俺たちは時間を忘れより深くベットに沈んでいった
チュンちゅん…
小鳥の鳴く声が朝の訪れを報せ自然と瞼が上がる
カクちゃん
暫くぼんやりと天井を眺め隣りで眠っている武道に視線をやる
武道
カクちゃん
気持ち良さそうに眠る武道に心が安らぐ
カクちゃん
武道
武道
カクちゃん
特服に着替え武道を起こすが中々起きない
カクちゃん
呆れ半分愛しさ半分のため息をつく
ふと武道の姿を見て昨夜の出来事が頭をよぎる
カクちゃん
カクちゃん
長い溜息をつき一人悶えるのだった
ピコンッ
カクちゃん
一人悶々としている時不意に武道の携帯が着信を知らせる
カクちゃん
カクちゃん
武道
ムクリと起き上がりのそのそと自身の携帯の元へ動く
ピッ…ピッ
携帯を暫く操作してふと武道が目を見開き固まった
カクちゃん
武道
カクちゃん
武道
カクちゃん
その瞬間武道から膨大な殺気が溢れ出した
息が詰まる程の刺々しい重く黒い今まで感じたことも無いほどの殺気だった
いや、殺気じゃない殺意か…
唯ならぬ武道の雰囲気につられ俺も息を呑んだ
コメント
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毎回楽しみにしてます!