テラーノベル
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ぶつかった男性…いや、男の子は 橙色の着物に「天」と書かれた雑面を付けている不思議な子だった
その「男の子」は一瞬ぽかんとした顔をした後
???
私の腕を掴んだ
間髪入れず、その「男の子」の腹部に拳を叩き込む
???
人を殴る、殺すなどの行為にはもう躊躇が無くなっている
年端も行かないであろう「男の子」を殴る事に心苦しいとは思わなかった
確実にみぞおちに入ったのが分かったので、「男の子」の横をすり抜けて廊下へ出る
廊下は如何にも 屋敷の廊下 と言える程に立派だった
廊下を裸足のまま走っていると、後ろから誰かが追って来ている気配を感じた
YOU
振り返ると先程の「男の子」
YOU
大人でも気絶する程の一撃だったのに なぜこの「男の子」は私を追いかけていられるのだろうか
???
距離が離れているせいか、何か叫んでいる声も聞こえない
そのまま走り続ける
しばらく走っていると大きな窓が空いているのを見つけた
前にもこんな脱出したなぁと思いながら 下を見下ろす
YOU
窓枠を蹴り、空中に体を躍らせた瞬間
視界が歪んだ
コメント
1件
気になるぅー♡ いや、キモ( ˙-˙ )