聖臣くんが泥酔した日から
4日ほどたった今
私涼森○○は
怒っています
○○
なんでかって?
そりゃ…彼が避けているからですよ
○○
○○
確かにあの日おかしかったけど
別に大したことなかったし
喧嘩もしてない
だから…謎
夜遅くに帰ってくるし
その上私に居留守を使ってる
有り得ますか?
私たち付き合ってるのに
なので最終手段です
○○
これしか選択肢が残らないとか…なんなの
待つこと数分
マスクをつけフードを被った人が現れた
○○
佐久早
声をかけてきたのは
聖臣くんだった
○○
佐久早
佐久早
○○
佐久早
佐久早
○○
○○
佐久早
○○
○○
○○
佐久早
聖臣くんは避けてないの一点張りだ
○○
私がそう言うと
少し周りの視線が集まってきた
あ…やば
そう思った瞬間
聖臣くんは私の手を引っ張った
○○
引っ張られて連れてこられたのは
聖臣くんの家だった
ソファにちょこんと座り
私は聖臣くんをみた
○○
佐久早
○○
○○
○○
溜息をつき
下を俯きながら言うと
佐久早
○○
顔を上げると
聖臣くんは少し焦った顔をしていた
○○
○○
○○
佐久早
聞いても黙ったままだった
○○
○○
○○
○○
私が勢いよく立ち上がると
聖臣くんは私の腕を引っ張った
○○
○○
引っ張られた勢いで
私は聖臣くんの膝に座った
○○
○○
私は顔を真っ赤にしながら
聖臣くんの方を向いた
佐久早
○○
佐久早
佐久早
○○
なんの事だっけ
佐久早
この前…
○○
佐久早
○○
佐久早
○○
○○
そう聞くと軽く頷いた
○○
律儀なのか何なのか
○○
○○
○○
○○
○○
佐久早
○○
そんなことで気にしてたのか…と
愛おしく思う反面
○○
○○
そう聞くと
○○
聖臣くんは私を担いで寝室に運んだ
私はドサッと聖臣くんのベットに投げられた
○○
佐久早
佐久早
佐久早
○○
次の日の朝
体を起こそうとすると
○○
○○
横を見ると聖臣くんはいなかった
服を着ていない自分の様子を見ると
本当に…
佐久早
顔を上げると
寝室のドアにもたれかかった
上を着ていない聖臣くんがいた
○○
○○
聖臣くんの視線は
私の体を見ていた
○○
急いで体を隠すと
佐久早
佐久早
佐久早
○○
○○
○○
○○
佐久早
自分の事なのに
他人事みたいな反応をする…
佐久早
佐久早
佐久早
○○
佐久早
ぶっきらぼうに言う彼に向かって
私は腕を広げた
佐久早
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
そう言ってちらっと見ると
面倒くさそうな顔をしながら
私に少し大きめのTシャツを被せた
佐久早
○○
○○
佐久早
寝室からリビングまで
昨日の様に聖臣くんは
私を担いだ
○○
○○
佐久早
○○
ソファに座ると
目の前のテーブルにはパスタが置いてあった
○○
佐久早
○○
○○
佐久早
佐久早
私はパクッと食べながら
昨日のことを思い出した
少し低い声に
ぎゅっと握りしめる大きい手
何度も私の唇にキスを落とした
その手や口に
自然と目が行ってしまう
佐久早
○○
私って…いつからこんなに変態に
ご飯を食べ終え
聖臣くんが洗い物をしてる時
YouTubeのコメント欄を見た
春馬くんとのコラボで
登録者数は2万人ぐらい増えた
順調…
順調のはずなのに
私が考え込んでいると
洗い物を終えた聖臣くんが
ソファにドサッと座った
佐久早
佐久早
○○
○○
○○
スマホをスクロールしながら
私は聖臣くんの質問に答えた
佐久早
佐久早
聖臣くんは
静かにそう聞いてきた
○○
○○
○○
○○
○○
佐久早
佐久早
佐久早
○○
○○
佐久早
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
佐久早
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
聖臣くんは黙って私の話を聞いていた
○○
○○
○○
○○
○○
そういった○○の目には
ほんの少しだけ
涙が滲んでいた
佐久早
佐久早
佐久早
聖臣くんはゆっくり
手を伸ばし
私の手に触れた
佐久早
佐久早
佐久早
佐久早
そう言った彼の声は
いつもより優しかった
○○
前途多難な私たち…
でも確かにこのとき私たちは
確かに“恋人”だった
佐久早
○○
○○
○○
○○
○○
佐久早
佐久早
○○
次の日
私の家には、撮影機材がまだ散らばっていた
春馬くんとのコラボ撮影は終わり
スタッフは機材を車に運びに行っていた
春馬
○○
春馬
春馬
春馬
○○
春馬
春馬
春馬くんはそう言って
ソファに深く腰をかけた
○○
○○
春馬
春馬
○○
春馬
春馬
春馬
○○
春馬
春馬くんが何かを言いかけた途端
ガチャ
と玄関のドアが開く音がした
低い声だった
聞き慣れてるはずの声なのに
この空間には
あまりにも異質な声だった
自分の顔から一気に血の気が引いたのが分かった
振り向くとそこには
コンビニの袋を持ったまま
立った聖臣くんがいた
佐久早
聖臣くんの視線は
私の横にいる春馬くんを向いていた
○○
私が慌てると
春馬
春馬
春馬
春馬くんがカバーをするかのように
自己紹介を始めた
春馬
佐久早
聖臣くんも動じずに彼を見つめた
○○
○○
○○
○○
佐久早
短く答えた後
聖臣くんは上着を脱いで
椅子に掛けた
その空気は
気まずすぎた
春馬
春馬
○○
○○
春馬
春馬
○○
春馬
○○
私が少し笑いながら言うと
春馬くんはそのまま
聖臣くんを見た
春馬
とだけ言い残し
私の家を後にした
○○
佐久早
静寂だけが
残った
佐久早
○○
○○
○○
佐久早
○○
佐久早
佐久早
佐久早
佐久早
その一言に
私は思わず息を呑んだ
そのあと聖臣くんは背中を向けた
まるで
これ以上自分の感情を見せたくない
みたいに…
○○
佐久早
佐久早
佐久早
佐久早
○○
その後も
ご飯を食べ進めていたが
あまり会話が弾むことは無かった
コメント
4件
あそこのシーン見たかった😭
臣くんめっちゃ尊いんだが...💗🤦♀️ いやー個人的にマネージャーと春馬くんは引っ込んでてもっと臣くんたちのほのぼの回がみたい!!
きんにくまんの作品で初めて「腰痛い」から連想される行為の話がでてきた!?!?春馬くんも○○ちゃんのこときになってるべ!