コロシ愛ゲーム（完結済み）

バシャッ

あのゲーム。 私は失格となり、ゲームがあったその日このクラスに戻った。 その時みんなに向けられたあの目は、今でも忘れられない。

蹴られたりはしなかった。 そんなに常識が全くないわけではないようで… ただ、私物を隠されたり、さっきみたいに水をかけられたり、上履きやロッカーにゴミが入ったり…

そんなことを心の中で思った。 みんなはきっと、私に学校に来てほしくないんだ。

それなら、意地でも行ってやる。 絶対休まないから。 大学までの我慢なんだから！！！！

ボフッ

帰ったら自室のベットに飛び込む。

これが私の日課になっていた。

頭を抱え、震えながら独り言を呟く。 無意識にしてしまう、今の私の日課

そんな桜子を、窓から見ているもの一人…

電柱の上 一つ 人影あり

彼が見ているのは 桜子の家 2階 桜子自室内 窓から見える、怯え震える桜子の姿。

つまり相手への『愛』に繋がるなんて

パチン

彼が指を鳴らす。 その時にはもう、桜子の姿はなかった…

電柱の上 一つ 人影

　消 　　　　　え 　　た

夜

ガチャ

「昨日午後〇時ごろから、 香久山桜子（17歳）が、行方不明になっています。 現在警察は————」

　　　・　〇　　　高 　　・　月　　　校 　・　〇　　　生 　　　　　・　日　　　行 ・　香　　　方 　　・　久　　　不 　山　　　明 　　桜　　　⁉︎ 　

キィィィン

ｻｱｧｧｧｧ

コロシ　　　　 　　　　　”愛” ゲーム　

完