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【あの夏が飽和する。】

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【あの夏が飽和する。】

3 - “ 君 ” はそう言ってほしかった 。

♥

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2025年09月29日

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宛も無く、彷徨う蝉の群れに、

水も無くなり揺れ出す視界に、

迫り狂う鬼達の怒号に、

馬鹿みたいに、はしゃぎ合いふと 君は____。

ナイフを取った。

Kimi .

君がずっと傍にいて
くれたから 、

Kimi .

ここまで
来れたんだ 。

Boku .

えっ .ᐣ

Kimi .

だから 、
もういいよ 。

Kimi .

もういいよ … 。

Kimi .

死ぬのは私1人で
いいよ 。

そして “ 君” は首を切った。

まるで何かの映画のワンシーンだ。

白昼夢を見ている気がした。

気づけば僕は捕まって___。

君が何処にも見つからなくって、

君だけが何処にも居なくって___。

そして、時は過ぎていった。

ただ、暑い暑い日が過ぎってた__。

家族もクラスの奴らもいるのに、

何故か君だけが何処にもいない。

あの夏の日を思い出す__。

僕は今の今でも歌ってる。

君をずっと探しているんだ。

君に言いたいことがあるんだ。

9月の終わりにくしゃみして、

Kimi .

へっくしゅんっ .ᐟ‪

Boku .

花粉症 .ᐣ

Kimi .

そうなんだよね … 。

Boku .

最近 、花粉
飛んでるもんね 。

6月の匂いを繰り返す

Boku .

最近 、ずっと
雨だね 。

Kimi .

そうだね 。
やる気が出ない 。

Boku .

なんか 、どんより
しちゃうよね 〜 。

君の笑顔は、

君の無邪気さは、

頭の中を飽和している。

『誰も何も悪くないよ。

君は何も悪くはないから。

もういいよ、投げ出してしまおう。』

Boku .

そう言ってほしかった
んだよね .ᐣ

Boku .

“ 君 ” の分まで 、
精一杯生きるよ 。

Boku .

ありがとう 。

Boku .

また来るね 、
バイバイ 。

[END]

【あの夏が飽和する。】

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