宛も無く、彷徨う蝉の群れに、
水も無くなり揺れ出す視界に、
迫り狂う鬼達の怒号に、
馬鹿みたいに、はしゃぎ合いふと 君は____。
ナイフを取った。
Kimi .
君がずっと傍にいて
くれたから 、
くれたから 、
Kimi .
ここまで
来れたんだ 。
来れたんだ 。
Boku .
えっ .ᐣ
Kimi .
だから 、
もういいよ 。
もういいよ 。
Kimi .
もういいよ … 。
Kimi .
死ぬのは私1人で
いいよ 。
いいよ 。
そして “ 君” は首を切った。
まるで何かの映画のワンシーンだ。
白昼夢を見ている気がした。
気づけば僕は捕まって___。
君が何処にも見つからなくって、
君だけが何処にも居なくって___。
そして、時は過ぎていった。
ただ、暑い暑い日が過ぎってた__。
家族もクラスの奴らもいるのに、
何故か君だけが何処にもいない。
あの夏の日を思い出す__。
僕は今の今でも歌ってる。
君をずっと探しているんだ。
君に言いたいことがあるんだ。
9月の終わりにくしゃみして、
Kimi .
へっくしゅんっ .ᐟ
Boku .
花粉症 .ᐣ
Kimi .
そうなんだよね … 。
Boku .
最近 、花粉
飛んでるもんね 。
飛んでるもんね 。
6月の匂いを繰り返す
Boku .
最近 、ずっと
雨だね 。
雨だね 。
Kimi .
そうだね 。
やる気が出ない 。
やる気が出ない 。
Boku .
なんか 、どんより
しちゃうよね 〜 。
しちゃうよね 〜 。
君の笑顔は、
君の無邪気さは、
頭の中を飽和している。
『誰も何も悪くないよ。
君は何も悪くはないから。
もういいよ、投げ出してしまおう。』
Boku .
そう言ってほしかった
んだよね .ᐣ
んだよね .ᐣ
Boku .
“ 君 ” の分まで 、
精一杯生きるよ 。
精一杯生きるよ 。
Boku .
ありがとう 。
Boku .
また来るね 、
バイバイ 。
バイバイ 。
[END]