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ユウレイが人間を守るはなし。

第1話 - 大丈夫だよ。

2024年03月07日

#即興

#幽霊

Rose color.

颯也

はぁぁ、学校疲れたあーー…

僕はそうや、高校1年生家族は僕が物心つく前に亡くなった好きな子や恋人、友達もいないひとり寂しく一人暮らしをしている

颯也

…こんなときに家族がいれば、少しは疲れ取れるのかなぁ、

颯也

こんな事言うのもあれだけど…さみしいな、

幽霊

……ぁﾞ

颯也

え

颯也

は

颯也

まっ

颯也

だれだ！！

颯也

…もしかして、

颯也

ユウレイ！？

幽霊

…ゅぅ、れい、

颯也

………(怖いけど、いい幽霊の可能性もある…？)

颯也

お、

颯也

おまえは

颯也

悪いユウレイ？

幽霊

……

幽霊

わから、なぃ

颯也

……

颯也

(案外喋れるのか？)

颯也

歳は？

幽霊

……わからない、

颯也

……影にしか見えないんだか、姿見せてくれないか？

幽霊

…すがた、？

颯也

……うーん

颯也

お前の名前はレイだな

幽霊

レイ、、？

颯也

ああ

颯也

仲良くしたいんだ

颯也

姿見せてくれない？

幽霊

……

レイ

………

その"レイ"の姿は、言葉には表せないほど美貌の女性の姿だった

レイ

…わたしのなまえ、レイ

颯也

…、ああ、うん、

颯也

(ほんとにユウレイなのかってくらい綺麗で声でねぇ、)

レイ

あなたの、名前

颯也

あ、僕は颯也

颯也

そうやって、気軽に呼んで

レイ

そーや、

颯也

…レイは、ほんとにユウレイなの？

レイ

…わたし、ユウレイ

レイ

しんだ、記憶ある、

颯也

そうか…。

颯也

言いたくなかったら言わなくてもいいんだけど、

颯也

なんで、しんだの、？

レイ

……

レイ

好きなひとに、

レイ

「あいしてる」って

レイ

殺された、

颯也

……(やばい人と付き合ってたんだな…、辛いだろうな)

レイ

学校、つかれた？

颯也

…うん、つかれた

レイ

なんで？

颯也

なんでって、学校だからだよ

レイ

……疲れるの、1番のりゆうあるはず

颯也

……

颯也

…学校で、悪口を言われてるんだ

颯也

先生にバレたらもっと酷くなるから言えないし、

颯也

家族も恋人も友人もいないから

颯也

…助けを求められなくてさ

レイ

…そーや、おつかれさま

レイ

わたし、友達

レイ

いつでも言って

颯也

……ありがとう

次の日

颯也

…(行かなきゃ)

颯也

じゃ、行ってきま＿

颯也

…なんで着いてくる気満々なの

レイ

わたし、ユウレイだから周りにわからない

颯也

僕にはわかるから集中できなくなるし…

颯也

着いてきてもいいことないよ

レイ

うん

レイ

ついてく

颯也

そっか

颯也

、わかった

颯也

…おはようございます

誠矢

うわ、今日も来たよ！
家族いないかわいそうな子(笑)

クラスメイト

もー、やめてあげなよー(笑)

誠矢

いまなら俺が友達になってあげるよ？

颯也

…い、いや、ありがとう、

誠矢

ばーーか

誠矢

お前の友達になんかなるわけないだろ

クラスメイト

かわいそー(笑)

颯也

あはは…

ｶﾞﾗﾗ

担任

皆さん静かにー

颯也

……

レイ

…………

颯也

…(やっと帰れる)

レイ

そーや、

レイ

誠矢のことすき？

颯也

…きらいだよ

レイ

そっか

レイ

わかった

颯也

なにが？

レイ

ううん、

レイ

わたし、外見てみたいから先に帰ってて

颯也

あ、うん

颯也

…はぁ

颯也

……

颯也

(レイ、「わかった」って言ってたけど、どういうことなんだろ)

レイ

そーや

颯也

わっ、！！

颯也

レイ！おかえり

レイ

うん

レイ

明日もまた一緒に行く

颯也

…うん、いいよ

次の日

颯也

…おはようございます

クラスメイト

ｻﾞﾜｻﾞﾜ……

クラスメイト

誠矢、来てないよね

クラスメイト

いつも来てたのに…連絡も取れないし

ｶﾞﾗﾗ

担任

みなさん、ホームルームの前に、少しお話があります

担任

…昨日下校中に、誠矢さんが交通事故にあいました

クラスメイト

えっ、

クラスメイト

うそでしょ

クラスメイト

なんで、

担任

命に別状はないのですが、

担任

登下校などが難しく、精神的にも1年ほど入院するそうです

クラスメイト

どういうこと…

颯也

…

颯也

(誠矢さんが急に事故に遭う…？)

颯也

(なんでだ、？)

レイ

そーや、

レイ

大丈夫？

颯也

あ、

颯也

うん

颯也

交通事故なんて、怖いね

レイ

うん

レイ

そーや、

レイ

誠矢がいなくなって、うれしい？

颯也

…え？

レイ

…うれしくないの？

颯也

え、あ

颯也

…嬉しいよ

レイ

そっか！よかった

颯也

なんでそんなこと聞くの、

レイ

そーやのためならなんでもするよ

レイ

そーやに頼まれてなくても

レイ

そーやが喜ぶって思ったら嬉しくて

レイ

なんでもできるよ

レイ

だから誠矢を事故にあわせたし、

レイ

お母さんに暴力振るってたお父さんもころした

レイ

…お母さんは自殺しちゃったけどね

颯也

うそ、レイが…

レイ

大丈夫だよ

私がそーやを守るよ

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