主
主
桜
乱雑に扉を開け、教室へ足を踏み入れる。
その瞬間。
杉下
声と共に重たい拳が振り下ろされる。
桜
驚いたものの、難なくかわして杉下を睨む。
桜
杉下
桜
蘇枋
静かな、怒りを押し留めた声。
桜
蘇枋が俺の目の前に突き出したスマホには、楡井を殴っている俺の姿が映っていた。
桜
少し掠れた声が、口から漏れる。
桜
蘇枋
桜
蘇枋
桜
蘇枋
桜
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
桜
梅宮
桜
イライラしながら階段を上り、屋上に向かう。屋上にはいつものように梅宮が立っていた。
梅宮
そう呼ぶ梅宮の声色は、いつものふざけたものではなく、真剣そのものだった。
梅宮はあの動画を俺に見せながら言った。
梅宮
桜
梅宮
桜
梅宮
桜
梅宮
桜
ジャケットを脱いで梅宮に向けて投げる。
桜
声が震えそうになるのを必死に抑えて言った。
勝手に涙が溢れてくる。そんな自分が嫌で、嫌でたまらない。
桜
桜
何もしていない。俺は何もしていないのに。
どうして信じてもらえない?
こんなナリのせいか?
余所者だからか?
誰か、教えてくれ
コメント
8件
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