テラーノベル
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第一声がそれだった。
裂け目の前。
既に一人、戦っている魔法少年。
無駄のない動き。
正確すぎる軌道。
bcr
蜂楽が、小さく名前を呼ぶ。
isg
bcr
軽く答えるけど、空気がよくない。
hor
氷織が淡々と言う。
bcr
蜂楽が笑う。
でも、目が笑ってない。
bcr
hor
即答。
hor
__意見が噛み合わない。
bcr
蜂楽が一歩踏み出す。
bcr
hor
一瞬。
空気が、張り詰める。
isg
間に入る。
二人の視線が、こっちに向く。
isg
事実だけを言う。
でも。
止まらない。
bcr
蜂楽が笑う。
bcr
isg
hor
氷織がピシャリと返す。
hor
蜂楽の眉が微かに動く。
bcr
hor
__始まった。
戦闘。
マモノが現れる。
二人が、同時に動く。
速い。
でも。
isg
一言で言ってしまえば
邪魔だ。
互いに、自分のやり方を押し通している。
全く連携はない。
むしろ、ぶつかってる。
bcr
hor
isg
イラつく。
効率が落ちてる。
…だけど。
isg
よく観る。
二人の動き。
全部ズレてる。
でも__
何故か噛み合って、補い合ってる。
蜂楽が崩して、氷織が仕留める。
氷織が誘導して、蜂楽が突破する。
多分全部無意識。
なのに、噛み合ってる。
isg
理解する。
なら。全部使ってやる。
isg
bcr
isg
hor
isg
一瞬の沈黙。
でも。
二人とも、従った。
その瞬間。
動きが、“完全に重なる”。
今までの無駄が消える。
動きが流れる。
hor
マモノが、一瞬で崩壊する。
静寂。
bcr
蜂楽が目を見開く。
hor
氷織も、珍しく言葉を失っている。
isg
肩を竦める。
isg
isg
isg
事実。
でも。
hor
氷織が、ぽつりと呟く。
bcr
蜂楽が笑う。
bcr
目が、完全に光ってる。好奇心ダダ漏れで。
bcr
一歩近づく。
氷織も、少しだけこちらを見る。
hor
小さく呟く。
hor
二人の視線が、重なる。
さっきまで敵対してたはずなのに。
bcr
蜂楽が笑う。
bcr
氷織は何も言わない。
でも。
ほんの少しだけ、距離が近づいた。
isg
__でも問題は。
それが。
また“壊れる条件”に近づいてるってことだけ。
コメント
4件
なんて言うか、ほんとに文章の作り方に尊敬しかないです!氷織が冷たくて、効率を求めてるっていうのがとてもすきです!