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蝉の声が響く中 、 俺はお墓に水をかけた

… ごめんね、まろ

まろは突然病気で亡くなった

『 俺 、死ぬんよ 』

『 … は ? 』

『 今なんて … 』

『 … 』

『 ごめんな 』

あの時の事がずっと頭に 残ってる 。

俺は信じられなかった 、 まろが死ぬなんて

だけどまろは 、 もっと辛かったんだよね

俺はお酒をお墓に置いて 手を会わせた

今までの思い出が蘇ってくる

全部夢だったら良かったのに。

そう何回も思った 、 いや 思いたかった 。

俺も早く 、皆みたいに 立ち直らなきゃ 、

そんな事を考えながら 一つ 、いつの日かの出来事を思い返した

『 ないこ ~ … ? 』

『 もうちょいで
  ふぁんみやけど 』

『 大丈夫なん ? 』

『 うん 、俺がやらなきゃだし … 』

『 はぁ … 』

まろは溜息を吐き 俺の頬を抓った

『 んん 、 !? 』

『 な 、なに … ? 』

『 あのな 、ないこ 』

『 一人で抱え込もう
とすんな 』

『 迷惑なんて思わんから 』

『 俺にだけでも頼れよ 』

『 …俺ら相棒やん ? 』

あの時は純粋に嬉しかった まろにかけられた言葉全てが

もう 、大丈夫

服の裾で涙を拭って 俺は立ち上がった

見ててね 、まろ

『 当たり前やん 、 』

…… !

頭の中でまろの声が聞こえる

… いや 、きっと居るのかな 。 だったら 、

あのね 、俺

『 ___ 。』

END ,

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なみだでた

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おひさ((

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