お兄ちゃん

お久しぶりです、、

やっとやっと投稿しますはいすみません

今回リクエスト作品です

⚠️注意⚠️ ･nmmn注意 ･キャラ崩壊注意 ･🎲兄弟設定有り 　黒￤社会人 青￤社会人 紫￤大学生 水￤大学生 赤￤高校生 桃￤中学生 ･通報しないで欲しいです ･運営さん愛してます

俺の兄はいつも皆忙しそう

毎日朝から晩まで働いてくれてる If兄とアニキ

大学のサークルや課題で帰りが遅い 初兎兄といむ兄

部活動で帰ってきても疲れてすぐ寝ちゃう りう兄

全員優しいし、大好きなお兄ちゃん達

兄ちゃん達は疲れてるのに俺はまだ中学生だから手伝えることはなんも無い

それがまた惨めで苦しく思う

リビングへ降りると、焼かれてない食パンと毎日置いてある置き手紙が一通

毎度同じ文が添えられてるだけ。 読むのすら最近はしてない

ないこへ 食パンジャムつけるか焼くかして食べてな 忙しくて今日も帰るん遅なってまうから、PayPay送っといたから適当に夜飯買って食ってな？ ちゃんと学校行くんやぞ。

自然と思ったこの気持ちに蓋をして 食パンを食べずに袋へ戻した

準備のために洗面所へ立つ

鏡に映る俺の首

赤い線が複数あった

首だけじゃない。右手首にも足首にも 赤い線が書かれている

兄達には長らく会ってないから バレてないと思う

ここだけ唯一のメリットかな

なんて寝癖の付いた髪を櫛で直しながら 考えた

誰も居なくても必ず言う。 これはこの家のルール

挨拶はちゃんとしないとって 昔初兎兄がアニキに怒られてた

あん時のアニキ怖かったから このルールは守ってる

憂鬱な通学路

別に虐められてるとかじゃないけど なんとなく存在価値がないなって自負する

そんな学校嫌になる

なんて窓を眺めた

あっという間に放課後になり、 周りは友達と帰ってるが 俺は1人で帰路についた

周りの友達みたいに俺だって 放課後寄り道したい

でも、寄り道したら洗濯とか 間に合わないから

1人でやや早歩きで帰った

誰もいない部屋で沈黙が流れる

返事が聞こえる訳もなく、 しーんと静まり返る家

靴を脱いで揃えたら自分の部屋へ向かった

部屋にある全身鏡の前で制服を脱ぐ

リスカ跡で痛々しく、何も食べてないから細々とした体が鏡に映る

適当な部屋着をとって着替えた

半袖白Tに半ズボンだったため、自分でつけた赤い線が丸見えだったが、 どうせ見る人はいない

そんなことを思いながら家事のために下に向かった

ガチャガチャと音を立てながら食器を洗う

兄弟達が多分朝ごはんの時に 使用したであろう食器達。

俺は使ってないのになんて 不満を垂れてみた

なんで俺って生きてるんだろう 何のために生きてるんだろう

不意に頭に思い浮かんだ

俺の存在意義はなんなんだろうか？

毎日毎日家事ばっかして、 学校に行ったら友達居なくて

睡眠時間削ってまで頑張った勉強も ｢お兄ちゃんのおかげ｣で片付けられて

こんなに必死に生きてるのに 褒めてくれる人は居なくて 認めてくれる人は居なくて

必要としてくれる人が居ないから

考えれば考える度、 苦しかった心がさらに苦しくなった

決断するのにそこまで時間は かからなかった

部屋に包丁持ち込んで心臓に刺して終了だ

今まで苦しんできた自分を少し労いつつ

いつもより早く家事を終わらせた

部屋に入って遺書を書く

誰が見ても綺麗と言われる俺の字。 これだって努力して出来た字だ

あまり兄弟との絡みがないから 書くことなくて思ったより 時間かかってしまった

遺書を机に置いて 先程持ち込んだ包丁を胸に当てる

全身が震える中力を込めて胸に一刺し

運悪くいむ兄が早く帰ってきてたみたい

死にたいのに

死ねなかった