RUNA
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RUNA
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類
どうしてこんなにも
辛いんだい?
瑞希
類…
瑞希
(…この記憶は類にとっては邪魔なもの)
瑞希
(この記憶のせいで類は思ったような演出が出来なくなったことがあるって司先輩から聞いたことがある)
瑞希
(…本当は類に伝えるべきじゃないかもしれない)
瑞希
(…ううん、ここで言わなかったら類を不安にさせちゃう)
瑞希
(それに孤独の…中学の記憶が今1番思い出せてるなら)
瑞希
(…そこから思い出せることがあるかもしれない)
瑞希
(……なら)
瑞希
類…とりあえず今から話すことがこれからの類の生活において、妨げる存在になるかもしれない──
瑞希
それでも、大丈夫?
類
あぁ…お願いするよ
瑞希
分かった
瑞希
じゃあ、順を追って答えていくね
瑞希
最初は…体育祭に乗り気になれなかった理由よね
類
うん
瑞希
これから話すことは大体中学のときの話だとおもってね
類
中学?
瑞希
…うん、それが──
孤独…だから
類
──あぁ、分かったよ
瑞希
中学の時にね、文化祭があったんだけど
瑞希
ボクと類は屋上でいたんだ
類
なんで、文化祭の日に屋上にいるんだい?
瑞希
ボクはただ単にみんなで何かをしようとするのが苦手なんだ
瑞希
類は…
類
僕は?
瑞希
類は…本当は文化祭に参加したかったんだ
類
…?
瑞希
でも…しなかった
瑞希
類はトラウマが染み付いていてね
類
トラウマ…?
瑞希
それが類が過去に執着する理由でもあるんだ
瑞希
でも…ボクはこのトラウマについてはわからないんだ
瑞希
類は…言おうとしてくれなかったからね
類
そうなのかい?
瑞希
うん…いつも聞くと気にしないでーとか大丈夫だからねっていって話をそらそうとしてくるから
類
多分、キミに心配をかけさせたくないからだろうね
瑞希
そうだろね〜…
瑞希
だから多分思い出す時にボクの名前が出てきたのはそのせいだと思う
瑞希
よく屋上で授業をサボったりしてたからね
類
……そうなのかい
瑞希
あと…
瑞希
類が孤独を怖がる理由…
瑞希
多分、それも昔のトラウマが影響していると思うよ
瑞希
それで類は“孤独”になってボクと出会ったからね
類
……
瑞希
辛い理由は類しか分からないと思うよ
瑞希
たぶんボクが思ってる“辛い”よりも
瑞希
きっと類が感じている
“ツライ”の方がよっぽど苦しくて、悲しいと思うんだ
類
…ッ!
類
(…やっぱり瑞希鋭いな)
類
(…うん、確かに)
ツライ
類
(今までみんなに心配かけないように平然なフリをしていたけれど)
類
(…どうしても、怖いんだ)
類
(ただの記憶のはずなのに脳裏に出てきて…みんな僕から離れてしまうような気がして)
類
(それがどうしても怖くて…)
類
(みんなを信じられていないことが)
類
(…ツラくて)
瑞希
…でも類。大丈夫だよ
類
…えッ?
瑞希
今の類には司先輩達がいる
瑞希
もう、あの頃みたいじゃない…
瑞希
それに司先輩達は類を大切に思っている
瑞希
もちろんボクも類が大切だし悩みがあったら助けたいって思う
瑞希
…多分、類は司先輩達が離れてしまうんじゃないかって思ってるでしょ
類
…!
瑞希
でも、もし司先輩達が類から離れるならみんなここまでやってくれると思わないよ
今まで司達が持ってきたロボットやドローンを指さす
瑞希
みんな…類が心配なんだ
瑞希
だから類もボク達を頼って!
瑞希
みんなもボクも
瑞希
類が…心配だから
瑞希
だから、弱みを見していいんだよ?
瑞希
どんなことがあってもボクは類の傍にいるから
類
…ッ!
類
……
類
ツラ…かった
類
みんなッ、離れてしまうような気がして…ツラかった
瑞希
うん、うん…大丈夫だよ
類
ありがとうッ、瑞希
瑞希
(…少しでも類の重荷がとれたならいいな)
瑞希
…類、この話を聞いて何か思い出したことある?
類
…まだ、ハッキリとは分からない
類
でも…
僕は…みんなを信じようと思うよ
瑞希
…!
瑞希
うん♪
RUNA
お疲れ様でした〜!
RUNA
見てくれてありがとうございました!
RUNA
それでは
RUNA
ばいるな〜♪







