千ト
左手
右手
日が落ち始めた夕暮れ時
千トの口から不安の声が漏れた
千ト
右手
千ト
千ト
右手
左手
千ト
右手
千ト
千ト
千ト
千ト
左手
左手
右手
千ト
千ト
左手
千ト
右手
千ト
千ト
左手
千ト
千ト
千ト
『ッ…ト』
千ト
『千ト』
千ト
千ト
バタッ
左手
右手
左手
右手
左手
数時間後__
千ト
ジャラッ
千ト
千ト
(さっきまで右手くんと左手くんとリビングに居て…)
千ト
千ト
千ト
ジャラッ
左手
千ト
ガチャ
右手
ドアから穏やかな顔をした右手くんが出てきた
千ト
千ト
千ト
左手
右手
千ト
ジャラッ
ジャラジャラと鉄製の拘束器具が手足につけてある
左手
千ト
右手
千ト
千ト
千ト
千ト
左手
千ト
右手
千ト
千ト
左手
右手
「ずッ、と__しょ、」
千ト
「ずっと一緒」
千ト
僕が間違えて心を読まなくても
2人は最初からこうするつもりだった
千ト
千ト
2人がいなくて生きていけるの?
左手くんと右手くん以外の友達って居たっけ
ここから逃げたら僕は1人に?
千ト
左手
千ト
左手
千ト
右手
千ト
左手
あぁ、そうだ
なんで逃げようなんて事考えたんだろ
僕には2人しか居ない 2人にも僕しか居ない
左手くんと右手くんの言うこと聞いてれば今までと同じで一緒に居てくれるんだ!
千ト
左手
右手
××××××日後___
2人は僕の大切な人
大好き大好き大好き大好き…!
大好きな人なんだ!
一緒に寝てくれる
今日もふたりは僕のこと撫でてくれる
本当は僕もこの生活を望んでいたのかもしれない!
「もう…昔には戻れないね」
両隣で寝てる2人を見つめそう呟く
「まぁ…戻る気なんてないけどっ!」
布団をかぶり眠気が襲う
その時うっすら2人が微笑んでる気がした
コメント
2件
え、最高過ぎて死にそう。 まじくれはっちってなんか物語作るの上手すぎて尊敬しかない!これからもよろしくね!