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俺にはずっと昔から幼馴染の男の子がいる。
その子は昔っから俺の後ろをついて回って、少し大きくなってからは一緒に ゲームをしたり、勉強を教えたり
互いにひとりっ子だった俺達は仲のいい兄弟みたいなものだった。
それが崩れたのはいつだったか。
俺は隣で気持ちよさそうに眠る中3のそいつを可愛いと思った。
昔からずっと可愛かった。俺を兄のように懐いてくれる姿が弟のようで 可愛かった。
でも、きっとこの"可愛い"はちがう。
柔らかそうな唇に、白い首筋に。触れたいと思ってしまった。
でもだめだ。きっと彼は俺のことを、ただの友達としか思ってないから。
俺が口を滑らせでもしてみろ。
案外一人で悩みやすいころちゃんは、ひとりで悩む。
もし、それで、ころちゃんの将来を邪魔してしまったら…。
………ころちゃんが大人になるまでに、俺がこの思いを捨てきれなかった ときは、一言だけ伝えることを許してほしい。
だから、それまでは…この想いにそっと蓋をしよう…。