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翌日
○○がキッチンに入ると、若井の姿がなかった。
あなた
大森と藤澤が顔を見合わせ、大森が先に口を開いた。
大森元貴
あなた
あなた
藤澤涼架
藤澤涼架
あなた
パジャマのまま靴だけ履いて、玄関を飛び出す。 駅へ向かう道、もう間に合わないかもしれない、それでも。
あなた
電車のホームで、彼の後ろ姿を見つける。 振り返った彼の目は、少しだけ赤かった。
若井滉斗
あなた
○○は震える声で言う。
あなた
あなた
○○は涙目になるが、隠そうと必死に笑う
あなた
あなた
○○は困り眉で目や鼻は泣いて赤くなっている
電車のベルが鳴る
フワッ 若井は○○を包み込むような形で 優しいハグをした
通勤ラッシュ前の誰1人いない駅には 2人だけの温かい世界が広がっていた
若井滉斗
あなた
若井滉斗
そう言って彼は電車に乗り込んだ