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彼の口から吐き出される煙を眺めて─
ketchup
…なぁ
mustard
…、？
ketchup
……もう、終わりにしないか。
mustard
っは、なんで──
ketchup
だってさ、ずっと、
続けてるわけにもいかないだろ。
こんな関係。
続けてるわけにもいかないだろ。
こんな関係。
ketchup
…ニンゲンは、もう来ない。
…アンタは普通の幸せを手に入れるべき───
…アンタは普通の幸せを手に入れるべき───
突然視点がぐるんと変わる。 いつの間にか彼は煙草の火を揉み消し、俺をベッドに押し倒していた。
mustard
…馬鹿。
ketchup
は、
mustard
1人で話進めてんじゃねぇよ。
ketchup
だって─！？っ、
歯列が合わせられ、言葉が途絶える。
ketchup
ん゛っ、ふ…はっ──
苦くて、それでも、どこか甘いキス。 漸く離れた口は少し名残惜しい。
mustard
バァカ。ほんっと俺のことわかってねぇよな。
mustard
俺が未だにお前のことオトモダチとして見てるって思ってんのか？
mustard
お前とこうなってから他のセフレとの関係切ったの気づいてたか？
ketchup
…それって、どういう…
mustard
まだわかんねぇのかよ？
ketchup
…
mustard
俺はとっくにテメェに骨抜きにされてるんだぜ。
mustard
骨だけに、ってか？
bahaha、と笑う彼の姿に混乱する。
mustard
…お前とがいい。
mustard
なぁ、ケチャ。
mustard
お前は、嫌か…？
ketchup
─なわけっ、
mustard
hah，じゃあ決定だな。
ketchup
ぇはっ、
mustard
今からオメェは俺のってことで♡
ketchup
なっ、に勝手にっ──
mustard
だって嫌じゃねぇんだろ？
ketchup
っ、そうだけどっ！
mustard
heh,死ぬまで一緒だからな
darling？
darling？
ketchup
っ…
ketchup
アンタだって、オレのもん、だからな……
彼は少し驚いたような顔をしたが、すぐに緩み切った面に変わった。
mustard
…勿論だぜ♡
ketchup
…その喋り方やめてくれないか…
mustard
嫌いじゃないクセに〜♡
何から何まで筒抜けで嫌になる。 でも、それも悪くないか、と思えてしまうのも、全部、コイツのせい。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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