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まふゆ
——♪
灯花
まふゆ〜
まふゆ
あっ灯花！
灯花
ごめんね
灯花
待ったでしょ
まふゆ
全然！
その日僕らは、いつものように2人で出掛ける予定だった
灯花
今日はどこに行くの？
まふゆ
それなんだけどさ！
まふゆ
灯花！勉強教えて！
灯花
え？
まふゆ
もうすぐテストだからさ
灯花
あーそうだね
灯花
じゃあ僕の家来る？
まふゆ
良いの？
灯花
今日は家に誰も居ないから
まふゆ
やったー！
灯花は優等生だった 勉強も運動も出来てみんなに優しかった 僕とは違った
まふゆ
お邪魔しまーす！
灯花
じゃあ始めよっか
まふゆ
うん！
まふゆ
えっとまずここが、、
灯花
あーそこはね———
僕は劣等生 なにをやっても どれだけ頑張っても 誰も僕を見てくれなかった そんな僕に灯花は話しかけてくれた
それが僕には嬉しかった
僕は灯花と居られるだけで良かった
まふゆ
灯花〜ありがと〜
灯花
どういたしまして
まふゆ
ほんと灯花って優しい！
灯花
そんな事無いよ？
まふゆ
灯花は僕と違うよね〜
まふゆ
なんでもできちゃうし〜
まふゆ
良いなぁ〜
灯花
別に、、なんでもなんて、、
灯花の母
灯花？
灯花
え？
灯花
お母さん、、なんで、、
灯花の母
その子は誰？
まふゆ
あ、、まふゆです！
灯花の母
そう、、まふゆくんね
灯花の母
名前は覚えたわ
灯花の母
顔は忘れるだろうけど
まふゆ
え？
灯花
、、、
灯花の母
灯花
灯花の母
友達と遊んでばかりじゃ駄目よ
灯花の母
貴方は他の人とは違うんだから
まふゆ
（なんか、、怖い人だな、、）
灯花の母
もうすぐテストでしょう？
灯花の母
期待してるわよ
灯花の母
貴方は優秀なんだから
灯花
、、、、
灯花
はい、、
まふゆ
、、、、、、
僕は知らなかった 灯花は 友達も見た目も勉強も 全て親に決められていた 僕に話しかけてくれたのも 親から言われたから 「親が居ないなんて可哀想な子w」 いつもの事だ 僕は可哀想な子 今まで 友達なんて出来なかった 誰も優しくしてくれなかった だから、、あの時も 辛くなんてないはずだった
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