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突然頭を下げて謝る梅宮さんに、

なんの事か分からず混乱する。

風間渼鈴

え、えっと…

梅宮一

あの時、会いに来てくれて「好き」って言ってくれた時

風間渼鈴

梅宮一

俺嬉しかったんだ

梅宮一

でも恋愛的な意味だって思わなくて、あんな酷い対応しちまった

風間渼鈴

そ、そんな!

風間渼鈴

あれは私の言い方とかタイミングも悪かったし!

梅宮一

いいや、俺が悪いんだ

梅宮一

ごめん

梅宮一

あと、ことはは俺の妹なんだ

風間渼鈴

え、妹?

梅宮一

血は繋がってないけど同じ施設の育ちでな

梅宮一

大切には変わりないが、恋愛感情とかは無くて…

梅宮一

そこは安心してほしい

なんでそんな事言うの。

「安心してほしい」って。 誤解を解くのはなんで?

別に私が勘違いしてたって 梅宮さんは痛くも痒くもないのに。

梅宮一

ことはを守ってくれてありがとうな

梅宮一

怖かったろうに、助けようとしてくれて

風間渼鈴

ちがうんです、違うの

風間渼鈴

梅宮さんの大切な人だから助けたんです

風間渼鈴

結局は私の利益のためで…
私そんなに偉くない

梅宮一

違うだろ?俺の関係者だろうが違かろうが渼鈴はきっと助けてた

梅宮一

俺には分かる、渼鈴はすごい子だ

風間渼鈴

っ、

そうへにゃりと笑う梅宮さんに 涙がこぼれる。

また貴方の前で泣いてしまう。 そんな情けない自分が嫌い。

梅宮さんは私と目線を 合わせるように腰を曲げて、

頬に流れる涙を優しく、 優しく指で拭き取った。

梅宮一

会いに来てくれた時、話しててすごく楽しかったんだ

梅宮一

こんなに素敵だと思う女の子は初めてだ

梅宮一

あんなに話してて楽しいと思うのも、渼鈴が初めてだ

風間渼鈴

やめて、だって梅宮さんは私のこと好きじゃないくせに

梅宮一

確かに俺は恋愛したことないし、誰かを異性として好きになったことは"なかった"

梅宮一

渼鈴が、初めてだ

風間渼鈴

っ、

びっくりして途端に涙が止まる。

目を見開いて 思わず梅宮さんを見ると、

梅宮さんは眉を下げて微笑んだ。

梅宮一

渼鈴のことが好きだ

梅宮一

あの時の「好き」への返事、今させてほしい

真っ直ぐ私を見つめる瞳は 空のように澄み渡っていて。

改めて梅宮さんが好きだと、 大好きだと知らしめられた。

風間渼鈴

っ、すきです

風間渼鈴

私、梅宮さんのことが
大好きです

梅宮一

あぁ、俺もだ、俺も好き

梅宮一

だから俺と付き合ってくれないか?

風間渼鈴

っ、よろこんで!

これは一途な女の子と 恋に鈍感な防風鈴総代の恋物語。

好 き で す 、梅 宮 さ ん

fin

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コメント

11

ユーザー

めっちゃいいです!良ければこの蘇芳さんバージョンも作っていただけないですか?

ユーザー

ふわぁぁぁぁぁッ!!最初のシーンを回収して最後に持ってくるの、もう本当に天才ですっ!最っ高でしたっ!!もうあの最高過ぎて最高しか言えない語彙力がぁッって感じなんですけど、兎に角最高でした!!素敵な作品ありがとうございましたぁぁぁぁぁッ!!

ユーザー

はぁぁぁぁぁぁ💓 ほんとにほんとにハピエン、おふたりともおめでとうございます❕🎊 てまりさんもお疲れ様です❤️‍🔥👊🏻 てまりさん初のウィンブレ作品✨ 良ければまた見たいです‼️ おふたりともほんとのほんとにお幸せに😭😭💓

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