凪君とお家デート
凪誠士郎
おじゃましまーす
夢主
いらっしゃーい
夢主
ママは仕事だから
気を遣わずに
ゆっくりしていってね
気を遣わずに
ゆっくりしていってね
凪誠士郎
……そっか、
夢主
ねね!せっかく家来たし、遊ぼ!
夢主
といっても、何もないんだよな〜
凪誠士郎
別に無理に遊ばなくても、、
夢主
あ!
凪誠士郎
ビクッな、なに?
夢主
そういえばパパの
ファ●コンがあった気がする!!
ファ●コンがあった気がする!!
凪誠士郎
へ〜、ずいぶん古い物
持ってるんだね
持ってるんだね
夢主
凪君は?昔のゲーム機とか持ってたりしないの?
凪誠士郎
俺は基本スマホゲームだよ
夢主
そっか!じゃあ初めてだね
凪誠士郎
うん
夢主
まぁ、私もほとんどやったことないんだけどね
凪誠士郎
ふーん、
夢主
よしっ
夢主
準備完了
夢主
やろっか!
凪誠士郎
うん
夢主
なにやる〜?
あるのはねー………
あるのはねー………
凪誠士郎
なら俺これやってみたい
夢主
へー、格闘ゲームか
夢主
昔ちょっとだけパパとやってたからね
夢主
たぶん凪君には負けないよ
凪誠士郎
そ、じゃあ俺が勝ったら何かご褒美ちょうだいね
夢主
受けて立つ!!
凪誠士郎
ねぇ、さすがに弱すぎない?
夢主
違うもん!凪君が強すぎるだけだもん!
夢主
うぅ〜悔しいぃ
夢主
もう一回
夢主
ていうか、凪君がやってる技使えないよ
夢主
どうやってやるの?
凪誠士郎
簡単だよ
凪誠士郎
このタイミングでこう
夢主
うぅ〜、、難しい
凪誠士郎
…ちょっとごめんね
夢主
(えっ、えっ?これって、バックハグじゃん!!)
凪君が立ち上がって私の後ろに回ったと思ったらそのまま後ろから私のコントローラーを持った
夢主
//////
凪誠士郎
ねぇ、なんか手、熱くない?
そう言って私の顔を覗き込む
私の赤く染まった顔を見て凪君も 一緒に赤くなった
凪誠士郎
ご、ごめん…
謝りながら私の背中から離れる
夢主
う、ううん…大丈夫
夢主
教えてくれてありがとう
凪誠士郎
うん…//
凪君のバックハグのせいで このあとも少し気まずい 空気が流れました
おまけ
何戦かして…
夢主
わー!まけたぁ!悔しい
凪誠士郎
やった
凪誠士郎
ところでさ、最初に言ってた
凪誠士郎
"ご褒美"って何くれるの?
夢主
そ、それは凪君が
かってにっ!
かってにっ!
凪誠士郎
「受けて立つ!」って言ってたよね?
夢主
うっ…
凪誠士郎
じゃ、そういうことでご褒美…ちょーだい?
夢主
ご褒美って言っても何すればいいかわかんないんだけど
凪誠士郎
なんでもいいよ
夢主
何でもいいか、、、私がしてもらって嬉しいこととか?
凪誠士郎
うん。いいんじゃない?
凪誠士郎
やってみてよ
夢主
え?!でも、恥ずかしい…
凪誠士郎
俺、勝った
夢主
わ、わかった
夢主
じゃあ、目瞑って
凪誠士郎
はい、瞑ったよ
私は素直に目を瞑る凪君の顔に近づき、そのままキスをした
凪誠士郎
え?!
夢主
わ、私がしてもらったら嬉しいことしただけ…だし
凪誠士郎
なにそれ……かわい、
夢主
ちょっ?!
勢いよく凪君に飛びつかれた
凪誠士郎
ねえ、大好き
凪君は私の肩に顔を埋めながらボソリと呟いた
私も凪君の言葉にこたえるように
夢主
私も大好き
と、小さく囁いた
凪誠士郎
はぁ…あまり可愛いこと言わないでね。
我慢できなくなるから…
我慢できなくなるから…
そして 私たちはもう一度、キスをしたのだった
ときな
どうも
ときな
ここまで読んでくれてありがとうございます(_ _;)
ときな
短編集初投稿は凪君
ときな
マイペースに投稿していきますので次も気長に待っていただけると幸いです
ときな
では、ありがとうございました
お疲れ様でした
お疲れ様でした