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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

ハル

………この体質嫌い

しのか

大変そうだね

ハル

少し勢いよく立ち上がって走ってっただけなのに……

ハル

…はぁ……っ…頭、痛…

ハル

………薬…何処置いたっけな…

しのか

ここでしょ?

ハル

あ、そう…それだ

ハル

ありがと〜……

しのか

…………大丈夫?()

ハル

……多分()

_〇側、〇地点

花流

っあ"ーもう!!キリがねぇ!!!

花流

ホントになんでこんな数居るんだよ!?

花流

(ただでさえ気絶させるのに手加減してるっていうのに…!!)

花流

『おいユウ!早くこっち来て援護してくれ!!それか木刀持ってきてくれ!!』

<『いやホントにちょっと待ってヨ?!今別の敵兵に足止め食らってるから動けないノ!!』(ユウ)

<『紗佳、花流の後方援護頼める?』(しのか)

<『………ん。…わか、った』(紗佳)

花流

『あ、なぁしのか、ここの敵兵ってどのくらいかそっから見えるか?』

<『んー……。大体7000近いかな。この数だとやっぱり花流でも少し押されるね』(しのか)

花流

『あー、そうか、7000か……なら納得だわ』

花流

『取り敢えず紗佳、援護頼んだ』

<『…………う…ん』(紗佳)

ガサッ

花流

!!

花流

(後方から別の強い気配が2つ…新手か?くそっ、今目の前の奴らで手いっぱいなのに…!!)

ゾム

あー!!!見つけたぁー!!

シャオロン

ホンマやぁー!!!

シャオロン

って、なんかすげぇ数!!??

花流

…………げ

花流

……チッ、なんだお前らかよ…引っ込んでろ、この数相手出来ねぇだろ

ゾム

や、でも……

バンッ

ゾム

っは!?

敵兵

う"ッ…ドサ

敵兵

なっ…狙撃だ!皆気をつけろ!!

シャオロン

…そ……狙撃…!!?

紗佳

…………?

紗佳

(人、増えた)

紗佳

(あれは………確か……W国の人たちだった、かな……)

紗佳

……………………

紗佳

………(当てないようにしなきゃ)

紗佳

(…まぁ…BB弾だから当たったとしても大丈夫なんだけど)

花流

やっと位置に着けたか

花流

っし……こっから巻き上げてやる

敵兵

たっ、体勢を整えろー!!!

敵兵

一旦退却だ!!退却!!!

花流

………そのまま帰ってくれねぇかな()

ゾム

あ、逃がしてええん?

花流

必要に犠牲を作りたくないから下がるんだろ

花流

ならそのままにしとけばいい

花流

それに、こっちだって負傷者はあまり出したくない

花流

逃げてくれるならそれでいいんだよ

ゾム

……やっぱ、総統の命令なんやな

花流

あ?何が?

ゾム

その「人を殺さない」っていう姿勢

ゾム

お前らの目に殺意が全く無い

ゾム

どちらかと言うと同情に近い感情が見える

ゾム

…………そんなに優しいんのやったら、これからの『総統』

ゾム

続けられへんとちゃうか?

ゾム

……言っちゃ悪いけどな

ゾム

人を殺せへん総統は、誰も導けへん

花流

……………

シャオロン

ゾム言い過ぎやぞ

ゾム

でもほんまの事やん

ゾム

流石に前例が無いで、これは

ゾム

nakamuでさえ、ぺいんとでさえ、らっだぁでさえ

ゾム

手を汚した経験は絶対にある

ゾム

でもハルが実際に手を下している場面なんて、俺ら直に見てへんし

ゾム

それこそ間接的にでも、や

シャオロン

確かにそうやけどな

シャオロン

それ本人に言うたらええやん

シャオロン

なんでわざわざこの子に言うん?

シャオロン

馬鹿なん?

ゾム

はぁ???

花流

確かにお前の言う通りかもしれない

ゾム

…!……

花流

けど、それは…お前らが「見てない」だけだ

花流

……お前らが、「知らない」だけだ

ゾム

じゃああんたは知ってるん?

花流

知っているし

花流

それに見ている

花流

…お前らとは違ってな

ゾム

は……

ゾム

…………じっ、じゃあ、あのハルが何人殺したっていうん?

ゾム

あの年齢で、しかも引くほど優しい、まるで天使のような人物が…

ゾム

……どれ程の数を手に掛けたって?

花流

…………

花流

………知らん

ゾム

…………は?

花流

俺が知ってるのはただ“多くの”人を殺めたという事実だけだ

花流

最初から出会ってる訳でもないのに昔に殺した人数なんて知る由がないだろ

ゾム

だっ、大体の数とか!!

花流

なんで俺に聞くんだよ

花流

それ、本人に直接聞けば?

ゾム

っッ!!!

花流

大体、なんでそんなの聞いてくるんだよ

花流

何か得することがあるのか?

花流

ハルについて情報を探って来いとでもそっちの総統に言われたのか?

花流

……違うだろ

花流

お前のはただの独断、しかも興味本位ってだけの質問

花流

………理解が出来ない

花流

戦場で無駄口叩く暇があったら1人でも戦力を減らせよ

ピッ

花流

………ん

<『………前。……に……いっぱい』(紗佳)

花流

あ?、……げっ!?

花流

戻ってきやがったか……!!

花流

『紗佳、さっきと同じように援護を頼む。それとしのか、今の数はどんな感じだ?』

<『え?あ……あー、さっきの半分ぐらい…かなぁ。これなら花流1人だけでも対処出来るはずだよ』(しのか)

花流

『分かった、引き続き俺はここを担当する。紗佳はある程度目安が着いたら他の援護に回ってくれ』

<『………ん』(紗佳)

花流

というか、戦場で無駄なお喋りはこれで終わりだ

花流

………お前ら、邪魔すんなら他行ってくれねぇか

花流

話してぇ事あんならこれ終わってからにしてくれ

花流

………それまでお前らが生きてるかどうかだけどな?

タッ

ゾム

……………

シャオロン

……どうしたん?ゾムらしくないで

ゾム

いや………まぁ…なんつーか……

シャオロン

あ?もっとハキハキ喋れや

シャオロン

あ、もしかしてさっきの怒られてしょげてんの?w

ゾム

はぁ!?

シャオロン

だっせぇwそんなんだからまともに女の人と会話出来ないんやでww

ゾム

うっさいねん黙っとれ!!お前には関係無いねん!!!

シャオロン

おー、こわw

シャオロン

じゃさっさと行こうや

ゾム

は?何処に

シャオロン

ショッピくんが案内してくれるんやろ?

ショッピ

そっすね

ゾム

うっっっっわ………いつの間に…

ショッピ

ん?ゾムさんの「総統の命令なんやな」ってところから

ゾム

序盤やんけクソが

ショッピ

取り敢えず着いてきて下さいよ

ショッピ

こっちがちょっと人手不足なんすから

ゾム

っは…………でも、あいつが…

ショッピ

花流さんはもう1人で大丈夫そうですし、逆に俺らがいた方が邪魔になりますよ

シャオロン

せやで

シャオロン

あれでもF国の幹部の1人、きっと大丈夫だと思うで

シャオロン

なんたってある意味バケモンやもんなw

ショッピ

笑えねぇっす

ショッピ

でもホントに今来てください

ショッピ

ここ木が多くて電波状況悪いんすからインカム使えないんすよ

ゾム

んなの知らへんわ

シャオロン

知っとけや

ゾム

つーかショッピくんおんねんやったらあっちでも大丈夫やろ

ショッピ

グタグタと文句言ってねぇでいいからさっさと来い(怒)

ゾム

…………………ッス()

シャオロン

wwww

ユウ

キリが無いナァ〜もォー!!

敵兵

いい加減観念しろ!!

ユウ

観念して欲しいのはそっちなんだけどナァ!!?

ユウ

戦闘は楽しいけど手加減はまだ苦手なんだヨー……!!

ユウ

取り敢えず一旦離れヨ……

<『ユウ、こっちはもう大丈夫だ。そっちは?』(花流)

ユウ

あ、『ねぇ花流、手伝っテ?』

<『普通に嫌だ俺はまだ残ってる担当がある』(花流)

ユウ

『ちェー………じゃあ代わりの木刀なイ?さっき刀受け止めたら切れちゃっテ』

<『それならB地点の方に残ってたはずだ、そっから持ってけ』(花流)

ユウ

『ン、分かったありがとウ』

バドきょー

そちらさんは相変わらず忙しそうやな

ユウ

まぁネ〜

バドきょー

………そんで?そちらの総統さんはどこに?

ユウ

エ?城の指示室にいるケド?

バドきょー

ふーん……てっきり君らと同じように前線に行くかと思った

ユウ

最初はそうしようとしてたヨ

ユウ

でも頭が先に前に出ちゃったら守る意味無くなるデショ?

バドきょー

まぁそうだよなぁ

バドきょー

じゃ、伝えてくれや

バドきょー

こっちは粗方片付いたし、しっかり全員気絶させとる

バドきょー

ついでにまとめて縛って監視つけてるから後で取りに来てや

ユウ

仕事が早いネ

ユウ

分かっタ、後は任せテ

バドきょー

おぅ、頼んだ

バドきょー

んじゃ俺はあっちで伸びてるレウを叩き起してくる

ユウ

何があったのサ…()

バドきょー

いやー、ついつい手が滑ってな…()

ユウ

ワーォ

ユウ

……マァ…頑張ッテ!グッ

バドきょー

任せろ(?)

ユウ

…………

ユウ

……『ハル』

<『んー?』(ハル)

ユウ

『バドきょーが、粗方片付いてるから後で取りに来てくれッテ』

<『へぇ、きょーさんが……。分かった、ありがとう。後で何人か送るから』(ハル)

ユウ

『あーそれト、なにか言いたげだったから後で何か言われるかもネ』

<『あー………。ははっ、何言われるのかなぁ。何か悪いことしたかな?それなら心当たりがありすぎて分からないや(笑)』(ハル)

ユウ

………『…フフ、さァ?なんだろうネ?笑』

ユウ

『木刀、1本使うヨ』

<『うん、いいよ。今日は“なんでもあり”だからね』(ハル)

ユウ

『…………アハハッ』

ユウ

『ジャ、ちょっと楽しんでくるネ?』

<『………ふふ、いいよ』(ハル)

<『存分にやっておいで。』

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