紗良
人生ってなんなのかなー
凛
え?笑
凛
急にどうしたの?笑
紗良
だってさ、人って死に向かって歩いてる訳でしょ?
紗良
でも、歩くのを辞めてはならない。
紗良
そしたらさ、つかれちゃうじゃん?
凛
うん、?
凛
確かにそうだね
紗良
そうやって疲れちゃったときに、
紗良
手を繋いでくれたりするのが恋ってやつで、
紗良
おんぶしてくれるのが友達で、
紗良
食べ物をくれるのが家族で、
紗良
って思うんだ。
凛
おー
凛
いい事言うね
紗良
だからさ、そういう人がいなくなっちゃったときに、
紗良
本気で倒れちゃうんじゃないかなって。
紗良
そのためにも、
凛
うん?
紗良
些細な変化に気づいてあげるのが
紗良
大切だと思うんだ。
凛
だよね
紗良
あっ、ごめんね
紗良
急に変なこと
凛
ううん。全然いいよ。
凛
なんかあったの?
紗良
笑笑笑
凛
無理して笑わなくても、
紗良
ありがとう。
紗良
大好き。
凛
私もだよ。
凛
歩くのに疲れちゃったら、
紗良
うん?
凛
そこら辺に生えてる草とかを抜くといいよ。
凛
ひま潰しになるから。
紗良
おー
紗良
だね
紗良
ありがとう
凛
こちらこそ。