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「あいつには接触できたの?」
ご主人様は気だるそうに爪を整えながら話す
「はい、もちろんでございます」
「具体的にどのくらい?」
「今すぐご主人様に居場所を教えられるくらいには」
「へぇ、良い働きだね」
「お褒めの言葉ありがとうございます」
「で?どこにいんの?」
「山奥の小さな小屋です」
「詳しくは────。」
「なるほどねぇ」
「じゃ、そこに行こうかな」
「もちろん来るよね?」
「仰せのままに」
「ふっ、ほんと良い部下を持ったよ」
「ではこれより、僕の復讐劇の開幕だ!」
「この!オスカー様のね!」
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
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赤ずきん(ブランシェット)
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赤ずきん(ブランシェット)
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人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
俺は風を切って走り出した
走るのはそれなりに好きだ
風を感じられて気持ちいいし
足でしっかり踏み締める地面の感覚も確かにあって
何か上手く言えないけど
ちゃんと存在してるって気がするんだ
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
俺は一瞬で猪の元に近づき
爪でそいつに致命傷を与えた
猪はすぐに動かなくなり
ぐったりとその場に倒れ込んだ
赤ずきん(ブランシェット)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
俺はシェリーから目を逸らす
自分の心境を悟られたくなかったんだ
赤ずきん(ブランシェット)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
…………
人狼(レオマルド)
レオは重々しく口を開く
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
人狼(レオマルド)
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの母
レオの父
レオの父
レオの父
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの母
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの父
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの父
レオの父
レオの父
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの父
レオの父
レオの母
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの父
レオの母
レオの父
レオの母
レオマルド(幼少期)
この頃の俺は知らなかった
両親の交したこの会話が最後になることを
いざ山に入ってみると
思っていたよりも地面がぬかるんで足が取られた
レオマルド(幼少期)
レオの父
父さんはひょいひょいっと
軽い身のこなしで先を行ってしまう
レオの父
レオマルド(幼少期)
…………
10分も経てば俺もコツをつかみ
普通に歩けるようになっていた
レオの父
レオの父
父さんは俺の髪を掻き乱す
その拍子に髪の水滴が顔に落ちてきて
少しこそばゆかったのを覚えている
レオマルド(幼少期)
レオの父
レオの父
レオの父
レオの父
レオマルド(幼少期)
俺は必死に目を凝らし辺りを見回す
レオの父
レオマルド(幼少期)
レオの父
レオの父
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
雨のカーテンの隙間から
微かに橙色の毛並みが見える
レオの父
レオの父
レオの父
レオマルド(幼少期)
ゆっくりと1歩を踏み出す
狐の耳がピクッと動いた
かと思うと次の瞬間には狐が見えなくなっていた
レオマルド(幼少期)
レオの父
レオの父
レオの父
レオマルド(幼少期)
俺はいじけていた
自分なら出来ると思っていただけに
出来なかった時の反動が大きい
レオマルド(幼少期)
俺は俯きながらとぼとぼと歩き出した
レオの父
レオマルド(幼少期)
父さんに声をかけられ
顔を上げた時にはもう遅かった
俺の体は宙に浮いていた
崖から落ちてしまったのだ
レオマルド(幼少期)
レオの父
父さんが俺の手を掴み
俺の体を地面の方へ引き戻す
レオマルド(幼少期)
そう安心したのも束の間
父さんは俺を引き戻した反動で
空中へと放り出された
レオマルド(幼少期)
俺は半狂乱で叫び、手を伸ばす
レオの父
レオの父
父さんはそう言って雨の中に消えて行った
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
雨の音だけがうるさく耳に響く
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
俺はそんな淡い期待を胸に
崖の下へと通じる道へ走り出した
何度も、何度も転びそうになりながら
レオマルド(幼少期)
…………
崖の下へ辿り着いた
でも、俺は後悔した
何故かって?
酷い父の死に様を見たからだ
辺りには赤黒い血が飛び散り
父の手足は有り得ない方向に曲がり
絶望に満ちた光のない目が虚空を見つめていた
レオマルド(幼少期)
そこからの記憶はほとんどない
気がつけば父さんの死体を抱えて家の前に立っていた
土砂降りの雨の中
家に入る気にもなれず、ずっと家の前で立ち尽くしていた
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
ガチャ…
レオの母
レオの母
レオの母
レオの母
母さんは父さんの死体を揺さぶる
もう死んでいるのは分かっているはずなのに
レオの母
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの母
母さんの鋭い声で我に返る
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの母
母さんは嗚咽混じりの泣き声を漏らす
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの母
レオの母
レオマルド(幼少期)
母さんの声はいつものように優しかった
ただ…
その目に光は写っていなかった
次の日は快晴だった
雲ひとつない、見事な青空
レオの母
レオマルド(幼少期)
俺達は何一つ言葉を発さず
淡々と穴を掘った
レオの母
レオの母
レオマルド(幼少期)
…………
レオの母
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオマルド(幼少期)
レオの母
母さんは空を見上げてそう言った
その目には光が戻ってきていた
レオマルド(幼少期)
子供ながらに母さんが何をしようとしているのか分かった
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの母
レオマルド(幼少期)
レオマルド(幼少期)
レオの母
レオの母
レオマルド(幼少期)
母さんはナイフを取り出し
自分の喉に突き立てる
レオマルド(幼少期)
レオの母
母さんは一筋の涙を流しながら
僕にこう言った
レオの母
母さんはナイフを自身の喉に突き刺しぐっと横に動かした
喉からは鮮やかな色の大量の血が吹き出した
人狼(レオマルド)
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赤ずきん(ブランシェット)
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赤ずきん(ブランシェット)
2人でベッドに潜り込む
赤ずきん(ブランシェット)
人狼(レオマルド)