ひとりっ子の私は両親に愛されながら育った
特に母は私が何か失敗したり、悪さをしても怒らずニコニコ笑って許してくれた
親としては少し甘いかもだけど私はそんな母が大好きだった
ある日学校から帰ってきてリビングでテレビを観てると電話が鳴った
母からだった
母
私(真里奈)
と言って冷蔵庫を開けようとした時あるものが目に留まった
冷蔵庫の上に置かれた1冊の手帳
あれ?と思いながら私は冷蔵庫を開けて
人参があったことを母に伝えて電話を切った
そして私はそっとその手帳を手に取った
その手帳は母が昔から肌見離さず持ち歩いていてボロボロだ
私は小さい頃からこの手帳のことが気になっていた
何をしても笑って許してくれた母
でも覚えてる
私が何か失敗や悪さをするたびに母がこの手帳にさらさらと何かを書いていたのを
そしてそれは今でも
私はずっと何を書いてるか知りたかった
好奇心に支配された私は特に罪悪感なども感じずにパッと手帳を開いた
無作為に開いたその手帳、真ん中の方のページ
そこにはこう書かれていた
『今日の真里奈-8点、残り125点』
コメント
3件
遅れて申し訳ありません。続編できました。
これで終わりの予定だったのですが明日か明後日くらいまでに仕上がるよう頑張ってみます。
続き見たいです😃