仮面の殺し屋

ねぇ…お願い…

遠い声が聞こえた…

涙を流していた女子は 体育座りをし、顔を隠していた

君は誰？どうして泣いてるの？

しくしく…

女子は返事をしなかった

ねぇ、君…

手を差し伸べた さっきまで遠かったのに 段々近くまで歩けた

………

ねぇ…

ガシッ!!

肩を触れると、女の子は腕を掴んだ 小さな子供とは思えない力

捕まえた～

ニンマリとした笑みを自分に見せた

とあるビルの中 20階、社長部屋

その話、僕も聞きたいです

どこからか、聞き覚えのある声が ボスの背後から聞こえた

赤いスーツとマスカレードの仮面を着けている ハートの姿だった

ため息をしたスペード ハートは少しシュンとした

シュッ!!!

ボスの周りの下から槍がとびだした ハートとスペードは素早く避けた

ボスの言葉に驚いたハート すると、スペードは下を向いた

今まで聞いた事がない声だった

ガコン!!!

スペードは槍を蹴った 槍は鉄の塊なため、いくら蹴っても 折れなかった

スペードを抑えた 今のスペードは異常事態

暴れ出すスペード 声を上げ、ボスに向かった

スペードがハートを振り払った

ドーン!!

突然、スペードの背後から何か破壊した音が聞こえた

はぁ…はぁ…お兄さん…やるわね…

てめぇ本当に女か？

黒いマスクとスーツを身にまとった男と 緑のドレスとマスカレードを着けている女現れた

何故、こうなったのか 10分前の事

とあるビル 18階:廊下

格闘でやっているクローバーと 銃を使っているプロの殺し屋が 戦闘を開始した

窓から侵入したクローバーの足は傷1つなく、素早い動きで攻撃してきた

バーン、バーン!!

何度も打っても、クローバーは避けていく

煽っていくクローバー 手をヒラヒラし、殺し屋の攻撃を避け続けた

シュン!!

すると、クローバーは一瞬 殺し屋の横にたった

ボコッ!!!!!

クローバーの蹴りは勢いよく、殺し屋の顔を蹴り飛ばした

壁は崩壊し、殺し屋は 奥へ飛ばされた

クローバーの顔に返り血を 擦り、床へ飛ばした

ボロボロになった殺し屋がクローバーに睨んだ

ﾀﾀﾀﾀｯ!!

クローバーは上へ向かった

そして現在 とあるビル 20階、社長部屋

クローバーはあざとい顔で スペードに見せた その様子を見たハートは安心をした

スペードは怒りを込み上げ クローバーに頼んだ

バーン

カキーン