なおきり
うぅ‥おはよぉ
そんな何気ないつもの景色にだらけていた
なおきり
えっとぉ…
なおきり
すげぇ…あれ全部カラスか?
青空を背景に数えきれないほどのカラスが舞う それは希望、美しさ、そんなのではなく逃れ、そんなものを意味している気がする
なおきり
気味悪いな‥
なおきり
あっポピー⤴に水やらなきゃ
自分がないと生きていけないそんなの当たり前、でも生きていることを無視してしまっては…
なおきり
あ、地震…
いけないんです
なおきり
あ、うりからだ…
だめだ棚が重い
だめだ棚が重い
なおきりに覆いかぶさる棚
なおきり
あ、津波警報
逃げ…なきゃ…
逃げ…なきゃ…
外にでればすごく空気が美味しい 人間が作ったもの(街並み)が崩れていても世界は美しいらしい
なおきり
(何変なこと考えてんだよ)
うり
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不在着信
うり
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不在着信
なおきり
あ、でも今そんなんじゃ…
なおきり
いや…そんな時…なのかな…あは、は
津波はここまで来ている もうだめだって思った
なおきり
あ、あの車
覚悟はできていても本能は助かりたいみたい
なおきり
そろそろ沈んじゃう
あ、あの人…
あ、あの人…
なおきり
う、うりりーん!!
うり
なお!?どうしてここにいるんだ
津波はもう腰辺りまで来ていた お互い必死の会話だった
なおきり
おい、うりりん!
うり
ちょっと待ってよぉ〜
なおきり
笑笑
なおきり
(あの頃と同じように笑えたら楽しいだろうな)
すべてが初めてだったあの頃
うり
もっと一緒にいたかったね
なおきり
な、何言ってるの!
(正直僕もポジティブにはもう考えられない)
(正直僕もポジティブにはもう考えられない)
うり
あ、あのさ
好きだったんだよ//
好きだったんだよ//
なおきり
えっと僕を‥?
うり
なおしかいないよ。
もちろん恋愛的な意味でね
もちろん恋愛的な意味でね
なおきり
ふぇ!?僕も好きって言ったほうがいいのかな//
うり
早く言ってよ本心を
なおきり
僕も好きだよずーっとね!!
津波はまだとまらない 僕らをどんどん深く深くしてゆく
うり
チュ
なおきり
ん…
うり
チュチュ
なおきり
あ…まっ…て‥ふぁ//
うり
もっと幸せ過ごしたかった
僕らの口を糸がひく
うり
愛してる
うり
さぁ、早く行ってよ!
なおきり
あ、まって!!僕も!僕もうりをっ!!
うり
なおきり、大好きだよ
ずーっと見守る
ずーっと見守る
なおきり
えっと、どこから転校してきたんですか?
なおきり
(初めて合う人に何を話しかければいいの…)
うり
君が知らないところ
なおきり
えっえっとそうなんですね
(早く家につきたい)
(早く家につきたい)
なおきり
(あの頃を自分を責めたい)
なおきり
(でも今はそれ以上にうりから離れたくない)
うり
早くしろ!!
なおきり
う、うわぁ!
僕はうりにおされ流れる家に乗った
なおきり
おい!うり!うり!どこにいるんだよー!
うりは泣いてる長年いたからわかること まだ僕にうりが残ってる
なおきり
今僕は生きている
たしかに時は思い出、歴史、僕らを流していく でもこの気持ちはまだあるから、
なおきり
…
僕たちはこの広い宇宙のどこまであるかわからないそんななかで 必死に生きている
だけどこの気持ちは本物だから 君に叫ぶよ
なおきり
うりーーーー!
愛してるよーーーー!
愛してるよーーーー!
END
お主
初めての投稿でーす!
なんか黒歴史になりそう笑笑
なんか黒歴史になりそう笑笑
お主
皆さんこれからよろしくお願いします!