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𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭
𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭
𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭
どぬく
もふ
もふ
もふ
どぬく
もふ
もふはぐっとこちらに身を乗り出す。
まるで恫喝(どうかつ)するように大きな声を上げるものだから、 どぬくはすくみあがる。
ッ怖いッ…!!
やだッ…精霊さん助けてッ!!
パンッ!!と、高い音がした。
りおん
宰相
大きな破裂音のすぐあと、 宰相とりおんの声が聞こえて、 バタバタと足音がする。
どぬくが恐る恐る目を開けると、 どぬくの目の前にはキラキラ光る小人の集団が、 そしてその向こうには床に尻もちをついたもふがいた。
どぬく
まるでどぬくをもふから守るような精霊達にぽかんとしていると、 大きな声で現実に引き戻された。
りおん
りおん
りおん
りおんに怒鳴られ、 ビクッと方が大きく揺れる。
自分の腕で体を抱き締め縮こまると、 目の前の精霊達の煌めきが一層増していく。
守ってくれるの……?
先程からもふの手を弾いていたのは、 どうやらこの精霊達らしい。
そしてどぬくの恐怖心が強くなると精霊達の輝きも増すようだ、 とどぬくに気づいた。
キラキラしている精霊を見ていると、 今度はもふの声で現実に呼び戻された。
もふ
宰相
もふ
どぬく
もふ
どぬく
もふ
どぬく
もふ
どぬく
どぬく
ちら、と精霊に目をやるとふわふわと傍に近寄ってくる。
手を伸ばすとそこにすり寄り、他の精霊達も どぬくが落ち着いたのが伝わったのか、 思い思いに空中に漂い出した。
手を顔の前に持ってくると、 そのままついてきた精霊はどぬくの鼻先にそっと触れる。
それがくすぐったくて、 表情が緩んだ。
もふ
もふは頷きながら呟くと立ち上がる。
真上から見下ろされて、 あの森での光景を思い出した。
もふ
どぬく
どぬく
もふ
もふ
もふ
もふ
もふ
どぬく
もふ
もふ
もふ
もふ
もふ
どぬく
もふ
もふ
もふ
その紫の瞳でジっと見つめられると、 それ以上何も言えなかった。
その間にももふは宰相とりおんに指示を出している。
もふ
もふ
もふ
もふ
もふ
りおん
もふ
もふ
りおん
𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭
𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭
𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭
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