nanamori
…
俺は屋上で靴を脱ぎかけた。
そしたら
satomi
ッッ
ピンク髪の先客
声を掛けてしまった
nanamori
ねぇ、やめなよ
咄嗟に声を掛けただけ
本当はどうでも良かった
でも
先を越されるのが
何となく癪だった
ピンク髪の子は語る
satomi
俺さ、運命の人がいたんだ
どっかで聞いたようなこと
satomi
どうしても愛されたかったんだァ笑
nanamori
ふざっけんな!!
nanamori
そんなことくらいで?
nanamori
俺の先を越そうと?
nanamori
欲しいものが手に入らないくらいで
nanamori
奪われたことすらないんでしょ?!
satomi
ごめん、、
satomi
話したら楽になった笑
ピンク髪の子は消えてった