メインヒロインになりたい
メイヒロ
第3話
楽しい日常が崩れ始める?
赤井莉威side
体育館で“アイツ”を見た時から
頭が真っ白だ
気づけば入学式は終わり
教室の席に座っていた
なんでアイツが……
二度と会わないようにしたのに
で、でも大丈夫……
俺はもう高校生だから……
そう…高校生…だから……
“過去”の事がフラッシュバックする
あ゙ー!もう!!!
うるさいうるさい…!
あの頃の俺とは違うんだよ…!
肩に感触を感じて下に向いていた
ビックリしてバッと頭をあげる
肩を触っていたのは…
実里
心配そうにした桜桃くんだった
なのに一瞬、アイツに変わった
…くそ…ッ……
莉威
得意な作り笑顔をする
実里
黙ったまま俺の顔を
心配そうに見つめてくる
実里
なんで、そんなに悲しむの……
……あ゙ぁ゙〜…
もう最悪…どうすればいいの…
なんて思っていると
パンパン、と手を叩いたのは
担任である水野先生
すると、シーンとなる教室
水野
…なんか…軽い先生だな……
爽やかな笑顔を見せる先生
この先生…モテるわ……
先生が笑ったせいか
クラスの女子が少し騒ぎだす
すると、後ろの方からバン!と
強く叩いた音がした
雫
雫
声はまぁ少し女の子よりだが
低めの声。
それにビビったのか
皆が嫌な程静かになる
水野
水野
あはは〜と笑う先生
冗談で言ってるんだろうけど
事実なんだよなぁ
すると近くからため息が聞こえてきた
実里
ため息をしたのは桜桃くんだった
呆れていたのだ
…まぁ面白そうな先生だね
水野
水野
そう言いながら周りを
見ながら言う
するとこちらを見た時に
目を見開いた
……ぇ、何?
水野
水野
そう言いながら近づき
桜桃くんの背中を軽く叩いた
実里
ムスッと拗ねているような顔を
する桜桃くん
…これは世でいう
キュン死、なのでは?
……何言ってんだ俺
れいと
れいと
と言うのは桜桃くんの後ろの
えっと……
丘田くん、、だったかな?
水野
まぁどっちでもいいけど……
と、付け足す先生
…こ、これは
どういう状況…なの?
藍花
うんありがとう!聞いてくれて!
水野
イェア!みたいな肩の組み方をする
先生と桜桃くん
半ば無理やりだが
だがすぐに桜桃くんが嫌がり
離れる先生
あ、優しい人だわ先生…
そこが従兄弟だから
多分、幼馴染みのれいとくんと
仲がいい…っと
なるほど
藍花
藍花くん…
今多分笑顔だよね……
反応してくれる人は
聞き上手…ね
水野
水野
水野
水野
保健体育…
失礼だけどあってますね()
水野
んー……
20歳代…だろう
スッと手を上げる桜桃くん
水野
ニコッと笑いながら優しく
手全体で、こちらに向ける
実里
水野
ニコニコと笑いながら
圧をかけてる水野先生
水野
そう言うと生徒達が
「若〜!」と言うと
水野
はいその通りです((
水野
水野
俺、運悪すぎじゃない…?!
ハッピーライフとは…
水野
あ、そっか
転入生だから、先生と一緒に
体育館から出てくるのか…
ガラガラ、と音を立てながら
扉がスライドされていく_
愛
…………
明らかに顔が暗くなってる俺
だけど冷静にもなれるはずもなく
目の前に居る人を睨んでいた
するとその視線に気づいたのか
こちらを見て、ニヤリと笑ったのを
俺は見逃さなかった
水野
水野
れいと
れいと
そう丘田くんがツッコむと
みんながあははと笑う中
俺は1人、笑わずずっと睨んでいた
水野
水野
水野
みんなが適当におー!と言った
初日の席替えって……
……楽しいのか…?
俺はむしろこっちの方が
楽だし、桜桃くんが隣だし……
?何言ってんだ俺……
アイツのせいで頭ぶっ壊れたか…
なんて思って居ると
水野
水野
目の前には先生が割り箸を
何十本も持って、こちらに向けている
俺は先生に向かってニコッと笑い
割り箸を1つ、引いた
そこには、25と書かれていた
暇だしもう、何も考えず
ぼーっとしておこう…
ボーッとしていると
視界で動くものがあった
ボーッとせずに見ると
水野先生が席位置を黒板に
パパーッと書いていた
雑…だけどまぁ分かるか
水野
水野
水野
俺中途半端な数だな…
20番までまたボーっとしてよう
今日は眠たいなぁ…
水野
愛
水野
れいと
水野
紫乃
水野
小えび
水野
美香
あ、もうすぐ俺の番…
水野
莉威
隣が愛じゃない事を
願うしか無かった
そしてあわよくば、桜桃くん……
なんてね。
水野
水野
「どうせ、荷物はカバンしかないし……」
と、呟いた
俺は黒板を見てから
自分の席であろう場所に座った
隣誰だろ…?
そう思って、座ってから見ると
視界が制服で覆われる
実里
莉威
顔を上げると、桜桃くんが…
そして俺の隣に座った
俺の視界には黒板の文字が見える
莉威、と書かれた左隣に
実里、と書かれていた
運がいいのかこれ?!
愛と同クラは運が悪いけど……
こっちでは運がいいのか…
…まぁ望んでたし、運がいいか
前の子は紫髪の男の子で
その隣は桃髪の男の子
雫
美香
雫
雫
……?
この2人、女の子…?
それよりこの2人の声、どこかで…
あ!片方はさっきの怒ってた子で
……ん?でももう片方の人は…?
考えていると、先生が喋り出す
水野
そう言って、多分国語の教科書を
1番前の席の子に配っていく
前の席の紫髪の男の子が振り返り
雫
微笑みながら渡してくれた
見たこと…あるような…
……まぁいつか分かるでしょ
莉威
そして俺も微笑み返す
すると隣から…
美香
疑問に思い、左を見ると
一人だけ立っている愛が…
美香
……あぁ、なるほど
愛が皆一人一人に
教科書を渡してると…
どうでもいいわ!
愛
愛
…うぜぇ話し方が……
雫
そう言うと、愛は黙った
いつの間にか教室まで静かに
水野
なんだかんだあり、一日目が終わった
俺はまた当たり前の様に
聖月と帰った__
次回は♡1000!
コメント
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僕お話する回数多いの嬉しい(இ௰இ`。)