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僕は、、
護れなかった
1番そばに居たのに
1番助けて貰ってたのに
僕はスマイルを助ける事が出来なかった
護れなかった
なんで死んじゃうんだよ､､､
戻って来てよ､､､
スマイル､､､
Broooock
待合室のベンチに座っている
ここはスマイルが最後に来た場所だから
数日前
スマイルは事故でこの世を去った
そして今僕の居るこの病院に搬送されたらしい
僕のせいなんだ
全部僕のせい
スマイルは僕を庇って車に突っ込んだ
その後は衝撃から覚えていない
でも...何となく分かるんだ
そのせいで... 僕のせいでスマイルが死んでしまったと言う事実だけは何故か明確に分かる
他のことは全く覚えて居ないのに...
僕がもっと良く前を見ていればこんな事にはならなかったよね
僕がスマイルを殺したも同然だ
なんで僕なんか庇ったんだよ
なんで
なんで....
Broooock
気づくと目からは涙が零れていた
Broooock
Broooock
Broooock
病院は6階建て
標高が高いからかは分からないが 少し風が強い
Broooock
友達を殺してしまった僕はこれからどう生きていけばいいんだか
Broooock
Broooock
僕がそう呟いた瞬間
スマイル
一段と強い風が僕のジャケットを勢いよく煽る
Broooock
Broooock
この時一瞬 時が止まった
何故スマイルがここに居るのか話を聞いた
僕が質問責めをすると
「まだ未練があったから」
だってさ
これしか答えない
そして未練が何かは分からないらしい
でももう会えないと思ってたから 僕は今めちゃくちゃ嬉しい
この時 僕は初めて真面目に幽霊を信じた
ありがとうスマイルの未練
そんな事言っちゃダメだろうけどさ笑
Broooock
スマイル
Broooock
スマイル
スマイル
スマイルは下を向き 悲しい顔を見せる
Broooock
Broooock
スマイル
Broooock
Broooock
スマイル
久しぶりに見た 彼の笑顔
本当にまた会えて良かった
Broooock
Broooock
スマイル
Broooock
スマイル
Broooock
スマイル
そして次の日から
僕らの｢未練探し｣が始まった
