重い瞼を開けると目の前には
スカラマシュが眠っていた
頭痛が酷い…
横目でスカラマシュを見る
藍那
凄くサラサラとしている髪だ…
傍にある手を興味本位で触れてみた
藍那
それはそうか、スカラマシュは神の器で造られた人形だ、
胸の方み耳をくっつけ心音があるかどうか耳を澄ませる
やはり、音がしなかった
スカラマシュ
藍那
昨日のこともあり彼のことを直視出来ない…
スカラマシュ
藍那
下を向いていた顔をスカラマシュの冷たい手が触れる
目線を彼の方に合わせられると彼は私に微笑んだ
すると、触れるだけの接吻をした
スカラマシュ
スカラマシュ
スカラマシュ
藍那
私はトーマに昨日の件で謝りたいことがあったので幕府の兵士に見つからぬよう木漏茶屋に行く
藍那
トーマ
トーマ
藍那
藍那
トーマ
そう言い軽く私の頭を撫でた
藍那
トーマ
トーマ
藍那
トーマは私の鎖骨辺りを指し、私に手鏡をわたした
わたされた手鏡で見てみると
藍那
私の首にはスカラマシュがつけたであろう吻痕があった
藍那
藍那
トーマ
はあ、スカラマシュはなんて所に付けたんだ
とりあえずトーマにバレなくてよかった
明日また旅人が来る時に木漏茶屋に行くか…
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