ぬし
ぬし
ころん
ぬし
さとみ
ころん
ぬし
ころん
さとみ
ぬし
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ぬし
ぬし
さとみ
ピピピッ…
ころん
ころん
もう、さとみくんに会いたくない
あんなこと言われて 合わせる顔がないよ……
ころん
重い足を引きずり、学校に向かう
…あれって……
心臓の音が激しくなる
さとみの彼女
さとみの彼女
さとみ
さとみの彼女
さとみ
さとみ
さとみの彼女
さとみ
さとみの彼女
さとみ
顔を赤くするさとみくんと
知らない女の子
茶色の髪の毛はサラサラで
足はすらっとしていて
かわいい 女の子
ころん
嫌なもの見ちゃった
1番会いたくない人に会っちゃった
僕は、早足でその場を後にした
モブ
モブB
モブC
さとみ
モブB
さとみ
モブ
さとみ
言いながら顔を赤くするさとみくん
なんなの、ほんと……
こんな話聞きたくないけど、席が近いせいで丸聞こえ
モブC
モブ
さとみ
モブC
モブB
さとみ
モブB
はぁ…
そうだよね
あんなかわいい女の子と付き合うようなさとみくんが
僕みたいな、しかも男と
付き合えるわけないよね
そんなことわかってる……
もう考えたくない…
放課後
モブB
モブ
モブC
モブB
モブ
モブ
さとみ
モブ
さとみ
そっか、さとみくんの彼女さんは他校なんだ……
まだ…気持ち的にはマシかも……
ころん
ずぶ濡れになりながら家に帰る
さとみの彼女
さとみ
少し離れた先に、さとみくんとさとみくんの彼女の姿があった
ころん
つい、名前を呼んでしまう
名前を呼んだら
また前みたいに振り向いてくれそうで
さとみ
さとみの彼女
……
少し、雨宿りしようかな…
僕は遠回りするついでにさとみくんたちとは別の道へ行った
ころん
ここ、前にさとみくんと来たところだ
懐かしいな…ここで映画見たんだっけ
ころん
なんで今更、涙なんて…
さとみの彼女
???
さとみの彼女
ころん
聞き覚えのある声…
声の方に目をやると、
さとみくんの彼女と知らない男の人がいた
男性の年齢は恐らく20代後半くらい
さとみの彼女
???
さとみの彼女
???
さとみの彼女
???
さとみの彼女
???
さとみの彼女
どういうこと……?
ホテル……お金…歳上の男性……
頭に浮かんできたのは、
“援助交際”
ころん
僕はあの場にいられなくなり、
近くのカフェに入った
会話から察して援助交際なのは間違いない……
しかもあの会話、かなり慣れてるようだ
相手の女の子は間違いなくさとみくんの彼女
ころん
うわ……き?
さとみくんとあれだけイチャイチャしておいて、他の人にお金もらいながら体売ってるの…?
僕の中で何かがプツンと切れた
許せない。
さとみくんがこのことを知ったら、
絶対別れを切り出すと思う
けど……
別れた(しかも仮に付き合ってた)僕が
この事実をどうやって気づいてもらうの?
下手に行動したら今よりきっと嫌われてしまう
ころん
次の瞬間、ズキっと頭が傷んで
ころん
司会が暗くなっていった……
???
誰かが僕の名前を呼んで
僕は静かに暗闇に飲まれて行った
ころん
ころん
頭の激痛で僕は目を覚ました
ころん
ころん
ころん
自分が眠っていたベッドも、周りの家具も全く知らない
ころん
ガチャッ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみくんが近づいてきて、
僕のおでこに手を当てる
ころん
さとみ
ころん
病院よりこっちの方がいいって
大問題だよ…?
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
なんで?
なんで優しくするの?
あんなに冷たくしてきたくせに
好きに、なっちゃうじゃん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
君の優しさに触れてしまって
優しい温もりが僕の手に触れて
心がぎゅっと痛くなる
ああ、好きだ……
翌日
丸一日寝ていたら熱もすっかり引き、体調も良くなっていた
さとみ
ころん
美味しいお粥を作ってくれて、冷えピタや飲み物まで用意してくれて
さとみくんは付き合っている時よりも優しく感じた
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
淋しそうな、悲しそうな表情をして
さとみ
ころん
モールであった出来事を全て話す
さとみ
さとみ
無言になり俯いてしまった
ころん
ころん
ころん
さとみくんは何も言わなかった
ぬし
コメント
2件
フォロー失礼します。続き待ってます