⚠︎注意⚠︎紫橙ですが最初の方は橙くんは出てきません。
俺は長く生きられない。余命1年と だと言われたから。
これは、余命1年の僕と余命半年の君との運命的な出会い
紫
俺は今趣味の絵を描いている
紫
紫
俺は検査入院が終わり退院する日だ
そして、明日から学校の春休みも終わる
でも、俺が大人になれる保証はない。
母
紫
母
病室を出てしばらく歩いているとひとりの男性が前から現れた
俺はとっさにパジャマ姿なので入院患者だと思った
綺麗なオレンジ色の髪をしていて透き通った緑色の目をしていて俺は思わず目が奪われた。
彼と一瞬目があった気がした。
けれど、彼はそのまま俺の横を通り過ぎて談話室に座って絵を描き始めていた
俺がその姿に見とれていると、、、
母
紫
母に呼ばれた俺は急いで歩き始めた
だいたい、入院している人は高齢者ばっかりだったから
俺と同い年位の人がいるなんて珍しかった
何の絵を描いているのかなとか絵が好きなのかなとか色々考えていた
紫
今日すれ違っただけのあの人のことばかり俺は考えていた
窓の外を見ながら俺はあの日病院ですれ違ったあの人のことばかり考えていた
先生
紫
窓の外から黒板に視線を戻す
別に勉強したって意味なんかないのに・・・
また俺は黒板から窓の外に視線を戻した
桃
小声で話しかけてきたのは幼馴染の桃くんだった
桃くんのノートには授業内容が描いていた
俺のノートは授業のことは一切書いてなく絵ばかり描かれていた
昔から俺は趣味がなく唯一好きなことが絵を描くことだった
夢中になって何も考えなくていいから好きだ
先生
先生
桃
紫
桃
桃
紫
桃
紫
俺が教室を出ようとすると・・・
桃
桃
紫
紫
紫
そのまま教室を出た
桃くんは陸上部俺は一様美術部に入っているけど
もう何ヶ月も行ってない
青
話しかけてきたのは青ちゃんだった
青ちゃんも幼馴染で小、中、高、とずっと一緒だ。
紫
青
青
紫
俺の悩みなんか言えるはずなんてない
そもそも、人に相談をして解決できるような問題ではないのだ
解決が出来るのならとっくに相談をしている
でも、出来ないから、、、
歩いてバス停まで向かう
もう、バス停には同じ学校の生徒たちが沢山集まってくる
モブ
紫
その言葉に俺は極度に反応してしまう
言葉が聞こえた辺りを見ると3年生の先輩たちがふざけ合っていた
『死ね』
なんて言葉簡単に言わないで欲しいと思ったけど
俺も前までは使っていたからなんとも言えない
バスが来ていつもの席に座る
俺に残された時間はどれだけあるのか分からない
ーー余命1年
大人になる前に高校を卒業できるかどうかさえも分からない
高校1年生の冬頃医者にそう言われた
学校の帰り道
帰っている途中に激しい胸痛に襲われて呼吸困難になって
うずくまっていたが道端にうずくまっていると他の人の目に着くと思い
何とか起き上がり近くの公園のベンチで休んだ
その時は落ち着いたが一様両親に言い病院に連れていってもらった
検査の結果、心臓に腫瘍が見つかったと
主要の位置的に取り除くのは困難だと言われた
そして、先生から余命宣告を受けた
ーー余命1年だと
絶望の2文字しか出てこなかった
俺が余命宣告を受けてから理解するのに時間がかかった
まだまだ、何十年も先生きていると思っていたのに。
俺はまた授業もろくに聞かず窓の外ばかり見ていた
たまにパッと頭に思いついた背景や物を絵に描いていた
俺の日常はずっとこれの繰り返しだ
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
俺はどうせ行けないんだろうけどね・・・
その後俺は検査を受けに行かなければならないから
桃くんと少し話してそのまま教室を出た
全ての検査を受けあとは会計をしたら終わりなので
呼ばれるまで待合室の椅子に座って待っていると
目の前にあと日にすれ違ったあの人が通りかかった
あの日と同じようにパジャマ姿で目の前を通って行った
ちょうどその時、、、
看護師
紫
俺は慌てて会計を済まし彼の後を追いかけていった
談話室に彼はいた
そのまま俺は彼に話しかけるかどうか悩んだが後悔はしたくないので思いきって話しかけてみた
紫
〜続きは次回〜
コメント
2件
ありがとうございます!
素敵です(*´ω`*) 次回も楽しみにしてます。