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ボスキと主様

第44話 - 第44話飲み会はランデブー第1章

2024年09月19日

#悪魔執事と黒い猫

#ボスキ・アリーナス

aimer(エメ)

BARの女店主

あら？もう、帰るの？

ハウレス

あぁ。みんな酔ってしまってるからな。

BARの女店主

あら、残念。また、遊びに来なさいよ!とくに、そこの色男さんつれて///

ベリアン

【ビクッ】

ハウレス

あまり、ベリアンさんをいじめないならな。

BARの女店主

あら、失礼ね!いじめてないわよ～。

ハウレス

でも、そうだな。今日もありがとう。店主。

BARの女店主

いいえ～。じゃぁ、帰り気をつけなね～。

ハウレス

あぁ。

そして、飲み屋を後にするみんな。

主

すっかり夜だね～!

アモン

そうっすね～。

バスティン

あぁ？

ベリアン

月が綺麗ですね。

主

ベリアン。それは、どっちの意味？///

ベリアン

どちらでしょうね。

主

なら…。
星も綺麗ですね。

ベリアン

あ、主様…/////

ボスキ

ん？何か意味があるのか？

主

なんでもないよ。ボスキ。

ボスキ

そうか。

フェネス

////////

フェネス

(ベリアンさんと〇〇さんったら、こんなところでイチャイチャしないでよ////こっちまで照れちゃう////)

アモン

フェネスさんどうかしたんすか？

フェネス

なんでもないよ///って、あれ？酔ってたんじゃないの？アモン。

アモン

外の空気吸ったら幾分かマシになったっす。すみませんっす。迷惑かけて。

フェネス

いや、大丈夫だけど。

バスティン

主様は、大丈夫なんだろうか？////

ロノ

オレたち全員相手なんて…////

ハウレス

それは…//////

ボスキ

なぁ、〇〇。今朝の約束覚えてるか？

主

うん。覚えてる…。なんか、流れでみんなでになっちゃったけど、やっぱり、ボスキは2人きりが良かったよね？

ボスキ

まぁ、少しはな。だが、みんな相手にして、またあの時みたいに主様が壊れたらって…そっちのが怖いってのはある。

主

大丈夫だよ。たぶん。

ボスキ

たぶんじゃ、俺はしない。また、あんな怖い思いはしたくねぇからな。

主

なら、大丈夫だっていうから、私、ボスキともしたい////

ボスキ

ともって…全く堪え性のねぇ主様だ。
だが、大丈夫なのか？あんなにしようとした時、震えてたってのに…。

主

うん。もう、大丈夫。今日、大丈夫だって、さっき思えたから。それに、私も最近、そんな調子でできてなかったからか、大丈夫って思えた途端に…////

ボスキ

したくなったのか？

主

うん///なんか体がムズムズしてきて…////

ボスキ

こんなとこで、そんな顔するなよ///
みんな見てるぞ？

主

え？////

ベリアン

主様////そんなお顔をされてはいけませんよ。ここは、お外なのですよ？///

フェネス

そうだよ…みんな今、ギリギリで抑えてるんだからダメだよ////そんな顔したら////

アモン

そうっす///俺たちのが、欲しいのはわかるっすけど、あと少し我慢してくださいっす/////

バスティン

あぁ///俺も耐えるのに必死だ///そんな物欲しそうな顔を見せないでほしい////

ハウレス

主様、お願いですから、移動の間だけでも普通にしていてください////

ロノ

そうですよ///でも…オレもいいんですか…？////

ボスキ

ほら、ロノが聞いてるぞ？

主

ダメっていったら、素直に帰るの？ロノは。

ロノ

…………。

主

ほら…////

ロノ

いや、でも…/////

ボスキ

主様は、疼いてしょうがねぇんだとよ。慰めてやれよ。ロノ。

ロノ

【ゴクッ】
はい/////

宿屋は、宿屋でも、大人数ということで、もはや、旅館に来る。そのまま泊まる旨は、屋敷の執事にベリアンから連絡が行き、みなが部屋に入ると急いで布団を広く敷く者、主に水を飲ませる者などに分かれる。

主

旅館きたなら、みんな温泉入ってきたら？私も入ってくるから。

ボスキ

そうだな。

ベリアン

そうですね。そのまま、〇〇さんに触れるのも失礼ですし。

アモン

そうっすね！

ロノ

行こうぜ。バスティン!

バスティン

あぁ。ロノ。

フェネス

俺たちも行こっか。ハウレス。

ハウレス

そうだな。
では、後ほどここで合流しましょう///〇〇さん///

主

うん////みんな、優しくしてね？////

ドキッ

みんなが、気持ちの高鳴りを感じた瞬間だった。

女湯

ちゃぷん

主

ふぅ～。気持ちいい～。温泉なんて久しぶり～。

主

(今日は、楽しかったなぁ～。でも、これから、もっとお楽しみしちゃうんだよね…/////なんだろう…恥ずかしいのと期待でドキドキが止まらないよ～////)

バシャッ

主

(みんなは、今まで、私が行為するのを怖がって拒絶しちゃった分…私以上に期待がすごいよね？////優しくはしてくれるだろうけど…///私どうなっちゃうんだろう////)

とにかく、期待でいっぱいの主であった。

男湯

ベリアン

本当によろしいのでしょうか？泊まりにはできましたが、些か屋敷の皆さんは疑いを感じているようでしたし…。

ハウレス

それは、確かに少し気がかりな点ではありますが…。

フェネス

そうだよね。ただの飲み会から泊まりだなんて、そういうことしに行くって言ってるようなもんだしね。

アモン

なんとかなるんじゃないっすか？飲み屋で宴会が、〇〇さんが朝まで飲むって聞かなくて、店も終わっちゃったから旅館で宴会に切り替わったとか言えば。

ロノ

でも、それだと、屋敷で飲み会でもいいわけじゃないですか？

アモン

ムーを出しにする訳じゃないっすけど、ルカスさん付きっきりでムーを見てる中で、ほかのメンバーだけで飲むのが申し訳なかったとか言えばいいじゃないっすか。

バスティン

それは、無理がある。ルカスさんがいる3階メンバーは、それで納得しても、地下や別邸の執事はなぜ自分たちを呼ばないって話にならないだろうか。

ボスキ

そこは、はじめから1階と2階の親睦会って話だったから、問題ねぇんじゃねぇか？

バスティン

そうか。それなら、確かに辻褄があって問題にならなそうだ。

ベリアン

では、ムーちゃんを見ているルカスさんに申し訳ないので、屋敷では飲みませんでしたが、1階と2階の親睦会で飲み会をはじめた以上そのままのメンツで飲み会を旅館で続行したということで話を通しましょう。よろしいですね？みなさん。

ボスキ

あぁ。ベリアンさん。

フェネス

うん。そうしよう。

ロノ

はい。ベリアンさん。

アモン

そうっすね。何か聞かれたらそれでいくっす!

ハウレス

わかりました。ベリアンさん。

バスティン

あぁ。承知した。ベリアンさん。

アモン

それにしてもっすよ。〇〇さん、酒飲んで温泉なんか入って、のぼせないっすかね？

ハウレス

確かに心配だな。

バスティン

かといって、俺たちは男だから、女湯にいる〇〇さんの様子は見に行けない///

ベリアン

困りましたね。倒れたりされていないと良いのですが...。

ロノ

後で、オレが、旅館の仲居さんにお願いして見てもらってきますよ。

フェネス

それがいいかもしれないね。結構、〇〇さん、飲まれていたし...。

ボスキ

いざとなりゃ、俺が部屋まで連れて行って寝かせるから問題ねぇよ。

アモン

ボスキさん。

ボスキ

ん？

アモン

この後…〇〇さんが大丈夫だったら、俺たち7人と〇〇さんでするじゃないっすか。

ボスキ

あぁ。

アモン

大丈夫なんすか？この間だって、ボスキさんとフェネスさんにされて壊れかけたっていうのにっすよ？

ボスキ

大丈夫だって言ってたから大丈夫だろ。ダメなら、途中でも止めさせる。あんな思いするのは二度とごめんだからな。

フェネス

ボスキ……。俺もそう思ったよ。女の人ってイキすぎるとあんなになるんだって。怖かったから。

ハウレス

俺は、見ていないからわからないが、お前たちが言うんだから、相当だったっていうのはわかる。俺も〇〇さんとやりたいが壊したいわけじゃない。無理なようなら、1人で抜けばいいだけの話だしな。

バスティン

俺もそれでいい。入れることが全てだと思わない。ただ、あの姿を見ながら1人でしたって構わない。

ロノ

今だから言うが、オレもベリアンさんと〇〇さんがヴェリスで医務室でしてる声とか音聞きながら1人で抜いていますから///今更、〇〇さんとできなくたって構わないです。

ベリアン

ロ、ロノくん？!////聞いてたんですか？私と〇〇さんの情事の音を？！////

ロノ

はい…////すみません////

ベリアン

い、いえ///ただ、少し恥ずかしいですね...////

ボスキ

ちっ。お前らやりたくて集まったんじゃねぇのかよ？

フェネス

そりゃ、そうだけど…/////

ボスキ

今更、恥ずかしがってどうするんですか？ベリアンさん。

ベリアン

そ、そうですが...////

ハウレス

おい!ボスキ!ベリアンさんに当たるなよ。

ボスキ

当たってねぇよ。ハウレス。

アモン

とにかく、様子見ながらゆっくりやってあげないとっすね。また、震えたりしたら、やめましょうっす。

バスティン

あぁ。俺も無理やり抱く気はない。

ロノ

はい。オレだって、〇〇さんが好きなんです。好きな女、怖がらせてまでしないです。

ベリアン

…………。

ハウレス

ベリアンさん。どうかしましたか？飲み会の時のあの話のせいですか？

ボスキ

あの話？なんだよ。ハウレス。あの話って。

ハウレス

ベリアンさんは、以前、お祭りで〇〇さんを悪い男から守りきれなかったことを気にしているんだ。

ロノ

(やべっ。オレ、口滑らせちまった。そうだよな。ベリアンさん、〇〇さんを傷つけたことをめちゃくちゃ後悔してるのに、オレが怖がらせてまでしないなんて話したら気にするに決まってるよな。)

ベリアン

私は…本当は…。

バスティン

ベリアンさん。大丈夫だ。人には出来ること出来ないことがある。たまたま、出来ないことがベリアンさんに当たっただけの話だ。

アモン

そうっすよ。俺だって〇〇さんを俺自身が傷つけたこともあるんすから…。でも、ベリアンさんは、違うじゃないっすか。〇〇さんを守ろうとして守りきれなかった。根本的に違うんすから。

ベリアン

(アモンくん…私もアモンくんと同じ側なんですよ。本当は…。)

ボスキ

ベリアンさん。俺とサウナにちょっと付き合ってくれないですか？

ベリアン

あ、はい。いいですよ。

そうして、ほかのメンバーを残し、ボスキとベリアンは、サウナへ行く。

サウナ室

ボスキ

ベリアンさんは、俺たちに何を隠しているんですか？バスティンとロノもそうだ。

ベリアン

私は…。

ボスキ

祭りの日の話は、本当に悪い男だけの話だったんですか？どうも違うように思うんですが。

ベリアン

私が、〇〇さんの気持ちを無視して、無理やり抱いて傷つけてしまったのです。彼女の心と身体を…。

ボスキ

……………なぜ、それを黙っていたんだ…。

怒りに拳を握りしめ、膝に置いたまま、わなわなと震えながら怒りを抑えるボスキ。

ベリアン

怖かったのです。それを言えば、私は〇〇さんのそばにいられなくなるとわかっていましたから。

ボスキ

あぁ。その日に話してたら、そうしてた。〇〇を傷つけるやつは許せねぇからな。

ベリアン

ええ。ボスキくんが怒るのはごもっともです。え？その日にって…。今日、私は話をしたのですよ？今も怒っていらっしゃるじゃありませんか。

ボスキ

あぁ。怒ってる。だが、〇〇はこの話をベリアンさんだとは言わなかった。悪い男のせいにしたんだ。今更、覆して、余計、〇〇を傷つけるくらいなら、このまま悪い男のせいにしてる方がいい。

ベリアン

ボスキくん……。

ボスキ

俺は、今日、この話を聞かなかったことにする。だから、ベリアンさんも後は誰にも話さなくていい。むしろ、話さないでくれ。これ以上、〇〇を傷つけたくない。

ベリアン

わかりました。私の心だけに止めておきます。

ボスキ

あぁ。
ところで、ベリアンさんは〇〇に2本で入れたいとか思うのか？

ベリアン

な、な、何を聞いていらっしゃるのですか？！////ボスキくんは!///

ボスキ

そういうの興味あるのか気になったから聞いたが…ないのか？ベリアンさんは。

ベリアン

な、ないこともないですが...////私は、普通で十分ですよ////

ボスキ

そうですか。

ベリアン

はい///

その後、2人はサウナ室で少し話すと、ベリアンは先に上がりボスキだけが残ったところへ、ハウレスが来る。

ハウレス

のぼせてないだろうな？ボスキ。

ボスキ

はっ。こんなんでのぼせるかよ。

ハウレス

それで、ベリアンさんからは何か話が聞けたのか？

ボスキ

あぁ。だが、話せば〇〇をこの先、一生苦しめることになるから、話さねぇ。ベリアンさんにも心に止めとくように話した。

ハウレス

そうか。ボスキが話したくないなら、俺は聞かない。〇〇さんを苦しめるような内容なら尚更な。

ボスキ

あぁ。そうしてくれ。ハウレス。

ハウレス

わかった。

そして、2人は暫くサウナ室にいたが、共に出た。

シーン

主

あれ？みんなまだ入ってるのかな？

静まり返る部屋の中、温泉からあがり、火照った身体を冷ます主。

主

ふぅ～～。

主

(今日こそは!って思ってたけど、酔いが冷めてきたら…やっぱり、また少し怖くなってきたな…。何か飲んで、忘れよう。自分からいいだしたんだし。みんなとしたいって////だから、今日こそは頑張るんだ!!)

と意気込みを胸に、ルームオーダーでお酒を頼み、お酒が来ると旅館の縁側へ出る。

コポッコポ

クイッ

主

く～。やっぱり、月といえば、このお酒だよね～。早くみんな来ないかな～。本当に宴会の続きでお酒も飲みたいし。

クイッ

そして、月を見ながら1人、お酒を飲み、主は呟く。

主

……月が綺麗ですね。

次回へつづく

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