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大森は困惑した 藤澤はこういうことの 認知がズレてるのかもしれない
大森
大森
大森
藤澤
大森を抱きしめていた 藤澤がすっと離れる
大森
藤澤
大森
大森の口から 自分でも驚くほど 呆れた声が出る
大森
藤澤
大森は少し考える これは藤澤なりの冗談なのか? それとも本気でこれなのか?
大森
大森
言葉を選ぼうとしたが つい強い言葉が出てしまう
藤澤
大森
大森
藤澤
大森
藤澤
藤澤は少し気まずそうにする
藤澤
藤澤が無駄に指を折って 何かを数える仕草をする
そして、何も言わずに じゃんけんのパーの手を作って こちらを見る
大森
大森
藤澤
藤澤が首を傾げる こういう意味が分からない 態度の時は大体が嘘だ
大森
大森
藤澤
藤澤がいじけたように 指をいじり始める
大森
大森
大森
藤澤
大森
大森
大森
大森
藤澤
藤澤が俯いてしまう
大森
大森
藤澤
大森
藤澤
大森
藤澤
藤澤
大森
大森
藤澤
藤澤
藤澤
大森
藤澤
藤澤
藤澤
大森
大森
藤澤
大森
大森
突然、藤澤が 大森の顔をぐいっと掴む 2人の視線がぶつかる
藤澤
藤澤
藤澤
大森
大森の胸が 強く締め付けられる 心が藤澤の何かに共鳴している
藤澤
藤澤
藤澤がヒリついた空気を まといながら 大森の後ろの壁に手をつく
大森
藤澤
藤澤
大森を見下ろす 少し長い髪が藤澤の 異様な雰囲気を際立たせた
大森
大森
藤澤
大森は俯く 藤澤の目を見ていると 心が苦しくなる
大森
大森
藤澤
大森
大森
大森
藤澤
大森
藤澤の顔を見上げると 突然、藤澤が 大森の口をキスで塞ぐ
大森
藤澤の舌が ぬるっと口内に入ってくる
大森
藤澤の腕が 大森の頭や身体を抱き込むと さらに舌を奥に進める
大森
藤澤
大森の口内は柔らかく熱い 藤澤は興奮して大森を ベットに押し倒す
大森
藤澤
藤澤が顔の角度を変えて 大森の口を 覆うようにキスをする
大森
互いの唾液が混ざり合う 大森は溺れそうになり 必死に藤澤の上着を掴んだ
大森
酸欠で目がチカチカとする 自分の舌と藤澤の舌の境が よく分からない
大森
大森
ロウが溶けるように 心のメッキが流れていく このままでは 醜い本心が露出していまう
大森
大森は沈むように 溶けゆく思考を 何とか保とうと抗う
大森
大森
その時、若井の姿を思い出した もうそれだけが自分の心を 唯一、縛れるものかもしれない
大森
藤澤
藤澤が息を飲む雰囲気で 大森は我に返る
大森
大森が認識した時にはもう遅く 同時に藤澤が 大森の舌を強く噛んだ
大森
ビリッとした痛みが走る 口の中に鉄の味が広がる
藤澤
藤澤が冷たい声で言い放つ
大森
藤澤
藤澤
藤澤の右手が 大森のズボンの ベルトを外していく
大森
大森
大森はズボンを 脱がされないように両手で抑える
藤澤
大森
大森
弁解しようと足掻いていると 藤澤はズボンを脱がさずに ベルトだけを引き抜いた
大森
なんでベルトを 取る必要があるのか考えた瞬間 藤澤の言葉を思い出した
藤澤
藤澤はそう言いながら ベルトをムチように振り下ろした
大森は咄嗟に顔を守るが ベルトの金属部分が 頬をかすめる
大森
ひゅっと音を立てて 耳のすぐ近くを ベルトの先が通過していく
大森
大森は藤澤の目を観察する さっきまでゆっくりとしか 動かなかった頭が高速で回転する
大森
大森が名前を呼ぼうとすると 2発目が降ってくる 金属部分が背中を強打する
大森
大森は想像以上の痛みに うずくまって動けなくなる
大森
藤澤は そんな大森を見下ろしながら さらにベルトを叩き下ろした
ひゅっと音を立てて硬い金属が 大森の肩を強打する
大森
大森
大森は頭を抱えて 震えながら身体を丸める
大森
大森
藤澤
藤澤
大森
大森は、ぽろぽろと 涙を流しながら藤澤の足に縋る
大森
藤澤
藤澤
大森
大森
藤澤
大森
大森
一瞬の言いよどみで 再び、ベルトが振り下ろされる
それが、肩に当たると 呼吸を忘れるほどの 激しい痛みに襲われる
大森
ベットにうずくまりながら 痛みを耐える 喉から潰れた蛙のような声が出る
藤澤
大森
大森の目が泳ぐ 藤澤がベルトを振り上げる
大森
大森
藤澤
藤澤
藤澤
藤澤が膝をついて 大森の頭を撫でる
大森
大森は叩かれるんじゃないかと 首を竦めて怯える
藤澤
大森
大森は答えながら空を見つめた 痛みはあんなに強烈だったのに まるで夢の中にいるように 頭がぼーっとする
藤澤
藤澤
大森
大森はぼーっとしていて 聞きそびれる
藤澤が扉に向かって 歩いて行くと 寝室の鍵を開けた
大森
大森は若井の存在を 思い出して安心する
藤澤が寝室の扉を開ける
藤澤
藤澤
若井が寝室の扉の前で うずくまるように座っている
大森
大森もベットから立ち上がって 若井に寄っていく
若井
若井
若井が見上げるように 藤澤を見つめる
大森
顔を上げた若井の顔は 涙や汗でぐちゃぐちゃになっている それでも健気に笑顔を作る
大森
藤澤
藤澤
藤澤がふっと 思い出したように言う
藤澤
藤澤
大森
大森は若井を見る
大森
藤澤
大森
若井
藤澤
若井
若井がねだるように甘える
藤澤
藤澤
藤澤が大森を見る
藤澤
藤澤
大森
大森は目を泳がせてから 足元を見つめる
藤澤
若井
若井が絶望した顔をする
若井
若井
藤澤
藤澤
大森
大森は若井の様子を見る もうとっくに 限界を超えているだろう
大森
若井
若井は大森に 期待するような眼差しを向ける
大森
藤澤
藤澤が再びベットに向かう
藤澤
大森
コメント
11件
涼ちゃんは人気ホストでもやっていられるのですか???笑笑、若井さんはおもちゃのせいで泣いてるのかまた他のなにかのせいで泣いているのか、、、、。奥が深い!!
また遅くなった……。 大森さん可哀想だけどやっぱりこのお話面白くて大好き!
涼ちゃん場所変わって(( 涼ちゃんの取り合い?みたいな…ここからどうなるの…?