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はるあ
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#異世界転移
新城かいり
125
臣桜
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38
やっとお昼になり、急いで赤い星マークのついた場所へ行く。
位置から見るに、、第3屋上…?
―――ガチャ。
第3屋上のドアを開けると、ブワッと風が流れ込んできた。
夢宮 菜乃愛
必死に髪の毛とスカートを押さえて、一歩踏み出した。
奏蓮 愛苦
さっきまで私に背を向けて外を眺めていた子が近くに来て私の名前を呼んでいた。
バッと前を向くと、その子は、フワッと笑った。
奏蓮 愛苦
子供のようにテテテッともっと近づいてくる男の子。
えっ…か、かわいいっ!
母性本能をくすぐらせる姿に思わず後ずさる。
すると、私の手をスルッっととった男の子がこう言う。
奏蓮 愛苦
夢宮 菜乃愛
いきなりの告白に戸惑う私をよそに、ニコニコしながら私の手に自分の頬を擦り寄せている男の子。
う、かわいい…。
奏蓮 愛苦
…?
何か言っているけどよく聞こえない。
奏蓮 愛苦
―――ギュッ。
突然のハグに慌てる私を見て面白がっている目の前の男の子が、無邪気な弟に感じられる。
奏蓮 愛苦
夢宮 菜乃愛
私が首を振るとシュンッとしてしまった。
えっ…!
あわあわと慌てる私。
奏蓮 愛苦
何もできずにいると、顔を上げた男の子がそう言った。
私は、すかさず首を縦に振る。
奏蓮 愛苦
夢宮 菜乃愛
奏蓮 愛苦
えぇ…?
奏蓮 愛苦
急に近くに来たと思ったら耳元で低くそう言った。
奏蓮 愛苦
な〜ちゃん、な〜ちゃん…。
って、夢の中で男の子が呼んでくる呼び方と一緒!
奏蓮 愛苦
そう言って混乱している私を置いて行ってしまう愛苦くんの背中を見ている時だった。
――――ドクンッ。
夢宮 菜乃愛
目の前がクラっとして、思わずしゃがみ込む。
奏蓮 愛苦
私の異変に気がついた愛苦くんが近づいてくる。
こっちに来る愛苦くんに慌てて私は叫んだ。
夢宮 菜乃愛
奏蓮 愛苦
愛苦くんがビクッとして止まったのが分かった。
この体の違和感、きっと媚薬だ。
それも、強力な。
今は愛苦くんを私に近づけるのは良くない。
夢宮 菜乃愛
そう言ってる間も私の呼吸は荒くなる。
奏蓮 愛苦
夢宮 菜乃愛
奏蓮 愛苦
私は自分のスカートに手を伸ばす。
スカートの内側に何があるのか察した愛苦くんが走ってくる。
絶対に、×××の思うようには、させない……!
私の手にある、護身用のナイフがキラッと光る。
奏蓮 愛苦
そう聞こえた。
私の視界からフッと愛苦くんが消えた。
――――トンッ。
どこ、っと思って首を動かそうとしたら、首を手で押された感覚がして…。
――――ドサッ…カラカラカラ…。
護身用のナイフが音を立てて目の前に転がってきたのを最後に私の意識はプツッと途絶えた。
奏蓮 愛苦
そんなことを愛苦くんが言っているなんて、意識がない私には聞こえなかった――――。
コメント
1件
わぁ…菜乃愛ちゃん、かわいいだけじゃないんだね。 愛苦くん、最初は無邪気な感じなのに、名前の意味聞いてゾッとした…「愛で苦む」って。しかも声のトーン変わるの、好きが重くなってる感じがして怖い。 そして媚薬+ナイフの流れ、急展開すぎて心臓バクバクしたよ。ヒロインも護身用ナイフ持ってるの偉いけど、愛苦くんの「♡♡♡」発言…ダークな執着属性がガチで私好みすぎ。続きめっちゃ気になる〜!(みぅ🤍🥀)