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ソラ
ソラ
学校の屋上で陽の光が少女を オレンジに染めあげる
ヒナ
その瞬間彼女は 自ら宙に身を投げた
数秒後に鈍い音が響く
ソラ
ソラ
地面に落ちた彼女を見たまま 泣くことしか出来なかった
???
背後から人の声が聞こえた
振り返ろうとした時に意識が遠のいた
ソラ
汗をびっちょりかいていた
ソラ
時計の時刻は 8月23日午前6時半を指していた
ソラ
いつものどおりの朝を迎え 駅で電車を待っていた
いつもの安定の場所に座る
すると周りから俺のであろう悪口が 聞こえてくる
生徒A
生徒B
生徒A
生徒B
ソラ
俺には友達なんていない
そもそも俺は友達なんて欲しいなんて 思ったことは1度もない
でも、ヒナだけは俺に絡んでくる
俺と絡むとお前まで悪く言われんぞ そう伝えても聞こうとしない
俺と絡んだっていいことなんて ありゃしねえのによ…
ソラ
いつもヒナが乗ってくる駅を過ぎたが ヒナの姿はなかった
ソラ
そうだと考えてるうちに いつもの駅に着いた
ソラ
ソラ
いつもと変わらない感情 いつもと変わらない風景
ただ教室に入ると 何か違和感があった
ソラ
俺の頭の中で 俺に絡んだせいでいじめをうけてるのか?
その考えに行き着いた
ソラ
ソラ
俺はクラス中に聞こえるくらい 大きな怒号をあげた
生徒A
生徒B
クラス中に笑ってる声が聞こえる
ソラ
金崎
金崎
クラスの不良のやつが口を開いた
ソラ
金崎
金崎
ソラ
金崎
金崎
金崎
金崎
ソラ
思ってもいない答えがかえってきて 思考が止まる
ソラ
金崎
金崎
俺は言葉が出なくなっていた
ソラ
俺は1時間目からずっと 屋上に1人座ってぼーっとしていた
ソラ
ソラ
ソラはもう頭がいっぱいで 気づけば昼休みをむかえていた
すると屋上のドアが開く音がした
???
ソラ
ソラ
ジュリ
ジュリ
ソラ
ソラ
ジュリ
ジュリ
心の底で驚きと少しの嬉しさがあった