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今思えば、あれが始まりだったのだろう。
スカイ
元々、その屈託のない笑顔が好きで、他よりも優先していた所はあった。
そんな時…
タナー
スカイ
スカイ
スカイ
どうしようもなく、
スカイ
追い詰められ、手を握られながらそんな事言われたら…。 その日から、俺達は付き合うことになった。
それからの事だ。
タナー
どうしてだろうか、理由は分からない。
スカイ
スカイが自傷をする様になった。
部屋に蔓延る彼が、俺の五感を満たす。
タナー
誰だ、誰だ、誰だ! スカイをこんな…こんな痛々しく…
スカイ
スカイ
俺か
タナー
笑うスカイの目元にはクマができていた。
恋人、なのにな…
タナー
抱きしめた。 服が使えなくなるなんて、気にもしなかった。
抱きしめた。 アイスの様な体は、小さく震えていた。
抱きしめた。 目は、少し…濁っている様に見えた。
分からない、ただ、彼が分からない。 だが支えたい。 だから理解したい。
タナー
小さく放った言葉は、空に消えた。
それから、彼の言う事は何でも聞いた。
ある時は一週間外に出なかったし、 ある時は一日中…せ、性行為…を、したこともある。
罪人かの様に思った。
スカイ
俺の一日はその一言で始まる。
一言を聞かないと動けない。 何をしていいか分からない。
そのくらい、スカイの願い事は何度も聞いたし、何度も叶えた。
俺の指を使っても、足を使っても… スカイのを使っても数え切れないほどには。
保安官なんてただの肩書だけだ… 俺の…俺の、生き甲斐だったはずなのに。
スカイ
彼は何を考えている? 黒く濁る目が恐ろしくて…
タナー
はなれられない、にげられない。
テリア様ネタ提供ありがとうございます!! 下手で良ければリクエスト受付中です!
コメント
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