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ローズ

…は、?

ローズ

お前…何して……

モネ

黙秘を貫くお嬢様。

私は何もできないまま…

兵士の方々が来て、

王子様殺害の罪で現行犯逮捕されました、

被告人、何か意見はあるか

裁判官の低い声。

今にでも断頭台へ送りたいと言わんばかりの面をお持ちの王子様の母親、父親。

私はなにもできない。

なにかをできる立場じゃない。

ありませんわ

ローズ

…は、?

モネ

この王室に仕える者に嘘は重い罪ですわ

私(わたくし)は陛下を殺害した。

モネ

それは紛れもない事実でございます。

モネ

ですのでこの私を、

煮るなり焼くなり好きになさい。

あくまでも女王の品はありながらも、静かにそう言った。

裁判長は"カンッ"と、木槌を鳴らし、

こう告げた。

『被告人、フロース・モネ。ウツギ陛下殺害の罪で、死刑とす。』

と、

ローズ

…1300番。

モネ

はい

と、短い返事をして、1300番はこちらに笑みを向ける

気色悪い、

なぜ犯罪者はこうも学ばないんだ

きつとその頭の悪さ故に、過ちを起こしてしまったんだろうと勝手に納得する。

ローズ

死刑執行はこれから1週間後だ。

私はこいつの死刑執行人となった。

ローズ

お前に与えられた最後の1週間、

ローズ

大切に過ごせ。

ローズ

その時間を与えられただけ有難いと思えよ。

ローズ

わかったか

モネ

はい

そうして、私とこの裏切り者の、

最期の1週間が始まったのです。

最期の1週間は貴女と、

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