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続き
寧桜
しかし、何者かの声は続けた
次は学校の門の前にランドセルを置いて
あのこと入学式をするの
寧桜
寧桜は言われるがままにランドセルを懐かしの校門へ置いた
寧桜
ありがとう
次は秘密基地へお菓子を置いて
あの子とお菓子を食べながら仲良く…す…
寧桜
何者かの声は途切れた
寧桜
寧桜が考え事をしていると
最後に駄菓子屋へ行ってアイスを買ってきて
あのこと楽しくおしゃべりしながら食べるの
寧桜
寧桜
寧桜は今まで以上に走っていった
寧桜
昨日なかったはずのアイス売り場があった
寧桜
寧桜
寧桜
寧桜はまた走った
寧桜
綺麗な
赤い
バルーンが
寧桜
飾っておいたはずのバルーンがなかった
寧桜
ゴーンゴーン
部屋の時計が12時の針を指した時
杏
寧桜
寧桜
寧桜はあの、あの、
杏の家へ向かった
寧桜
ドンドンドンドン
ドアを力強く叩いた
すると
近所の人
意味がわからなかった
近所の人
近所の人
寧桜
近所の人
寧桜
近所の人
近所の人
近所の人は手紙を寧桜に渡した
近所の人
寧桜
杏
寧桜
寧桜は泣き崩れた
でも直ぐに立ち上がり、空港まで走った
横腹が痛い
寧桜
数分後、寧桜は駅に着いた
寧桜
寧桜は杏を探し続けた
でも、いなかった
寧桜
その時
杏
寧桜
目の前には杏がいた
寧桜
2人は泣きながら抱き合った
杏
寧桜
杏の両親が杏を呼んだ
杏
杏
寧桜
寧桜は杏が乗った電車が見えなくなるまで手を振り続けた
寧桜は帰る途中、あの駄菓子屋に寄った
寧桜
そこにはガリガリ棒があり、
その横には
「友情の赤いバルーン」 と書かれた看板があった