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境界局︰住居区画
深夜。
時計は二時を回っていた。
白狐 颯
ベッドへ倒れ込む。
でも。
目を閉じる度、 思い出す。
黒い残滓。
風雅の斬撃。
黒いノイズ。
そして。
“見えてしまったもの”。
白狐 颯
おかしい。
適合してから。
世界の見え方が、 少しづつ変わっている。
壁の隅。
廊下の奥。
鏡。
ほんの一瞬だけ。
黒いノイズみたいなものが見える。
気の所為だと思いたかった。
でも。
増えてる。
白狐 颯
部屋を出る。
静かな廊下。
夜の境界局は、 昼間よりずっと不気味だった。
誰もいない。
なのに。
視線を感じる。
白狐 颯
その時。
???
白狐 颯
振り向く。
博だった。
灰渕 博《静界》
白狐 颯
灰渕 博《静界》
博は、缶コーヒーを二本持っていた。
灰渕 博《静界》
白狐 颯
二人で休憩スペースへ座る。
自販機の明かりだけが、 ぼんやり光っていた。
灰渕 博《静界》
白狐 颯
白狐 颯
博が苦笑する。
灰渕 博《静界》
白狐 颯
灰渕 博《静界》
白狐 颯
少し笑う。
その瞬間。
ピシッ____
空気が揺れた。
白狐 颯
寒気。
背筋が凍る。
博の笑顔が消える。
灰渕 博《静界》
白狐 颯
灰渕 博《静界》
白狐 颯
博が立ち上がる。
空気が変わる。
局員の顔になっていた。
その瞬間。
【局内警報】
赤い警告灯が点灯する。
【局内侵入反応確認】
【下層区画封鎖】
白狐 颯
灰渕 博《静界》
次の瞬間。
廊下の奥。
黒いノイズが、 ゆっくり滲んだ。
白狐 颯
そこに。
残滓が立っていた。
小さい。
今までより、ずっと人に近い。
黒い影。
揺れる身体。
そして。
顔のない頭部。
灰渕 博《静界》
博が前へ出る。
でも。
颯は動けなかった。
残滓が。
自分を見ていたから。
白狐 颯
怖い。
なのに。
目を逸らせない。
残滓が、ゆっくり手を伸ばす。
攻撃じゃない。
なぜか、そう感じた。
ドクンッ____
白狐 颯
頭の奥が、熱くなる。
ノイズ。
黒い波。
知らない感情。
悲しい。
寒い。
苦しい。
白狐 颯
気付けば。
颯は、残滓へ歩き出していた。
灰渕 博《静界》
白狐 颯
止まれない。
残滓が、更に腕を伸ばす。
その瞬間。
ザンッ____
白い斬撃。
残滓が、壁へ吹き飛んだ。
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
風雅だった。
静かな目。
でも。
どこか鋭い。
残滓が崩れていく。
黒い灰。
ノイズ。
消える寸前。
残滓が。
もう一度だけ、 颯を見た。
白狐 颯
風雅が、颯を見る。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
答えられない。
風雅は数秒黙り、
緑龍 風雅《白夜》
そう言って、背を向けた。
その時。
颯の視界に。
一瞬だけ。
風雅の足元から、 黒いノイズが漏れた気がした。
白狐 颯
気の所為。
そう思いたかった。
コメント
3件


うわああもうこの回ヤバかった😭💦 深夜の境界局、不気味すぎてドキドキしたよ…。颯くんの“見えてしまう”感覚がリアルで、背筋ゾワッとした。博さんとの雑談からの急な侵入警報、風雅さんの登場もカッコよかったけど…最後の風雅さんの足元のノイズ、気のせいじゃないよね? 次回が怖いけど楽しみすぎる!🔥