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コメント
4件
dnちゃんにも黒いノイズととんでもない斬撃が……jpさんは何も驚いてないけど二人は何か共通点でもあるのかな……いろいろ気になっちゃいます! rnはやっぱり何か知ってるんだな…模擬戦の中断後にrnはdnちゃんをみて怯えていたし……だけど言えない事情があるのかな…… 続き楽しみです!!待ってます!


翌日。
境界局︰訓練場。
朝。
地下とは思えないほど広い空間に、 金属音が響いていた。
局員達が行き交い、 模擬戦や訓練を行っている。
その中で。
龍樹 琥珀《葬列》
白狐 颯
龍樹 琥珀《葬列》
白狐 颯
白狐 颯
赤橙 唯《蒼祈》
赫鞘 樹《赫災》
白狐 颯
周囲から小さく笑いが起きる。
昨日の空気とは違った。
明るい。
普通。
まるで、本当に仲間みたいで。
白狐 颯
少しだけ。
安心してしまう。
桃園 天音《灯火》
白狐 颯
桃園 天音《灯火》
天音が笑う。
その柔らかい雰囲気に、 少し肩の力が抜けた。
でも。
その少し離れた場所。
怜だけが、 静かに颯を見ていた。
白狐 颯
目が合う。
怜は、すぐ視線を逸らした。
やっぱり。
警戒されてる。
そんな気がした。
その時。
緑龍 風雅《白夜》
空気が張り詰める。
一瞬で、 訓練場が静かになった。
風雅が中央へ立つ。
今日も穏やかな表情。
でも。
颯は知っている。
この人が、 ただの優しい人じゃないことを。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
碧泉 海翔《黒雨》
白狐 颯
なんか軽い。
でも。
空気が強い。
立ってるだけで分かる。
この人も、かなりヤバい。
龍樹 琥珀《葬列》
赫鞘 樹《赫災》
白狐 颯
赤橙 唯《蒼祈》
風雅が、 静かに手を上げる。
緑龍 風雅《白夜》
その瞬間。
海翔が消えた。
白狐 颯
見失う。
速い。
右。
反射的に刀を振る。
ガキィンッ!!
止めた。
海翔の短刀と、刀がぶつかる。
碧泉 海翔《黒雨》
近い。
笑っている。
でも目が笑ってない。
次の瞬間。
視界が回転した。
白狐 颯
蹴り。
吹き飛ばされる。
床を転がる。
痛い。
息が詰まる。
赫鞘 樹《赫災》
龍樹 琥珀《葬列》
白狐 颯
立ち上がる。
悔しい。
全然敵わない。
海翔は、 まだ余裕そうだった。
碧泉 海翔《黒雨》
白狐 颯
碧泉 海翔《黒雨》
また来る。
速い。
今度は左。
ギリギリで受ける。
重い。
白狐 颯
押し負ける。
でも。
諦めたくなかった。
強くなりたい。
役に立ちたい。
“白夜”みたいに。
みんなみたいに。
その瞬間。
ドクンッ____
白狐 颯
心臓が脈打つ。
頭が熱い。
視界に、黒いノイズが走る。
空気が変わった。
碧泉 海翔《黒雨》
海翔が止まる。
周囲も静かになる。
白狐 颯
息が乱れる。
身体の奥。
何かが暴れている。
熱い。
苦しい。
でも。
妙に、気持ちいい。
白狐 颯
刀を握る。
黒いノイズが、 刀身へ絡みついた気がした。
愛水 怜《無刻》
小さな声。
その瞬間。
颯の身体が、 勝手に動いた。
踏み込む。
速い。
自分でも、分からないくらい。
碧泉 海翔《黒雨》
海翔の目が開く。
刀を振る。
次の瞬間。
ドゴォォンッ!!!
黒い斬撃が、 訓練場を走った。
轟音。
壁が裂ける。
地面が割れる。
衝撃で風が吹き荒れた。
沈黙。
白狐 颯
自分でも、 何をしたのか分からない。
海翔が、数メートル後ろで止まっていた。
碧泉 海翔《黒雨》
灰渕 博《静界》
桃園 天音《灯火》
空気が重い。
さっきまでの雰囲気が、 消えていた。
颯だけが、 呼吸を乱している。
白狐 颯
その時。
ピシッ____
空気が軋んだ。
白狐 颯
視界の端。
黒いノイズ。
訓練場の隅に、 “何か”立っていた気がした。
黒い影。
人型。
でも。
瞬きをした瞬間、 消えた。
白狐 颯
寒気。
怖い。
愛水 怜《無刻》
怜が、静かに颯を見ていた。
その目は。
警戒。
いや。
少しだけ、 怯えているようにも見えた。
そして。
風雅。
風雅だけが、 何も驚いていなかった。
ただ静かに。
颯を見ていた。
緑龍 風雅《白夜》
静かな声。
誰も逆らわない。
模擬戦終了。
でも。
誰も動かなかった。
颯は、自分の手を見る。
微かに。
黒いノイズが、 指先から揺れていた。
それは一瞬で消えた。
でも。
確かに、 そこにあった。
風雅が背を向ける。
その足元。
一瞬だけ。
黒いノイズが、 静かに滲んだ気がした。
白狐 颯
誰にも、聞けなかった。