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『可愛い発見委員会』 そう、丸っこい文字で書かれていた。
桃瀬ひまり
私はノートを取り出した。 ページをめくる。 最初のページには、手書きの文字があった。 『可愛いものを見つけたら、ここに書いてみよう!』 その下には、いくつかの記録が残されていた。 『四月十二日。雨の日に、傘を忘れた私に半分貸してくれた友達。』 『五月三日。いつも怖い先生が、校庭の花に水をあげていた。』 『五月二十日。失敗して落ち込んでいた子に、何も言わず隣に座ってくれた子。』 どれも、派手なものじゃない。 キラキラのアクセサリーでも、可愛いぬいぐるみでもない。 でも、読んでいると胸の奥がぽかぽかしてきた。
桃瀬ひまり
最後のページには、こんな言葉が残されていた。 『可愛いは、見つけた人の数だけある。』 私はしばらく、その文字を見つめていた。 そして。
桃瀬ひまり
ノートをぎゅっと抱きしめる。
桃瀬ひまり
誰も知らない小さな委員会。 誰かが残した、可愛いの記録。 それを、今度は私がつないでいくんだ。 そう考えたら、なんだか胸がいっぱいになった。 ……ただし。 このときの私は、まだ知らなかった。 この委員会を始めるには、仲間が必要だということを。 そして、仲間集めが思った以上に大変だということを。
* * *
翌日の昼休み。 私は教室の真ん中で、勢いよく立ち上がった。
桃瀬ひまり
クラスメイトたちが、一斉にこちらを見る。 うっ。 ちょっと恥ずかしい。 でも、ここで引き下がるわけにはいかない!
桃瀬ひまり
クラスメイト
クラスメイト
桃瀬ひまり
私は、昨日見つけたノートを掲げた。
桃瀬ひまり
コメント
1件
(読了後の感想) 「可愛い発見委員会」……もう、この言葉だけで胸がきゅんってなったよ🤍💘 ひまりちゃんがノートを見つけて、そこに書かれてる「ほんのちょっとの優しさ」をちゃんと“可愛い”って拾ってるのが尊すぎる。しかも最終ページの言葉、めっちゃ染みた。 で、いざ復活宣言したらまさかの「仲間いない問題」発生で笑っちゃった(しかもクラスメイトの反応がリアルで可愛い)。 続きめっちゃ気になる!頑張れひまりちゃん🌙💫