テラーノベル
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アイリス
ドアベルが澄んだ音をならすたび、私は自然と笑顔になる。
この音が好き。誰かが宝石と出逢う前触れのようだから。
ガラスケースの中で、宝石たちは静かに光をためている。 赤も、青も、透明な輝きも。 それぞれが“選ばれる瞬間”を待っているみたい。
『サンテリーヌ』。毎日たくさんの人が訪れる老舗のジュエリーショップ。私はここの看板娘とよく言われる。 お客様が宝石との出逢いを果たしたときの顔が、私はすごく好きだ。 だってどんな宝石よりもキラキラ輝いているから__。
年配の女性客
年配の女性が、淡いピンクの石を手に取った。 指先に乗せた瞬間、その人の表情がやわらぐ。
宝石は、持つ人の心を映す。 私はそれを、毎日ここで見ている。
アイリス
アイリス
私が店の掃除をしようとしたとき…
店長
アイリス
振り向くと、店長が湯気のたつ紅茶を持って立っていた。
店長
アイリス
アイリス
店長
店長は目を細目ながら紅茶を口に運ぶ
アイリス
店長
アイリス
店長
アイリス
こうやって、店長と他愛のない暖かい話をする時間も好きだ。
数分後、私は紅茶を飲み終え、店の掃除を済ませたあと帰路に着いた。
アイリス
店での出来事を振り返りながら歩いている途中…
アイリス
道端に何かが落ちていた
アイリス
落ちていたペンダントを拾うとそこにはサンテリーヌの名前が掘られていた
アイリス
そんなとき、背後から足音が聞こえてきた
???
???
声をかけてきたのは思いもよらない人物だった。
アイリス
???
軽やかに笑う彼の名は
ノア・ダイヤモンド
アイリス
ノア
ノア
アイリス
アイリス
ノア
ノア
アイリス
ノア
ころころと表情を変えながら、ノア様は楽しそうに笑う
ノア
アイリス
アイリス
思わず深く頭を下げる
ノア
そのやわらかい声につられるように 私はそっとペンダントを差し出した
ノア様はそれを受け取り、月明かりにかざす
ノア
アイリス
アルディラ様とグリーム。 その名前が並ぶだけで、世界が少し遠く感じる。 ノア様とは何度か顔を合わせたことがある。 アルディラ様がサンテリーヌを訪れるとき、必ず近くに立っていた
でも、こうして言葉を交わすのは初めてだ
ノア
ノア様がじっと私を見る
ノア
アイリス
ノア
一歩、距離が近づく。
ノア
アイリス
次の瞬間。 ノア様は私の手を取り、指先に軽く口づけた
アイリス
何が起きたのか理解する前に、彼はひらりと身を翻す。
ノア
月明かりの中へと溶けるように、その姿は遠ざかっていった。 静寂が戻る。
アイリス
世間では『変人貴公子』と呼ばれているらしい。 けれどそれは、きっと表の顔だ。
この世界には、“宝石の家系”と呼ばれる特別で高貴な血筋がある。 家ごとに異なる能力を持ち、その力は現、国王。アルディラ様の管理下に置かれている。 その若き男性たちが集められた組織…『グリーム』
国の秩序を守る存在。グリームのメンバー達の面々は国民にも知りわたっている。 警察よりも広く深く、そして国王に近い。 ノア・ダイヤモンドも、そのひとり
アイリス
胸の奥が、ほんの少しだけ落ち着かない。 私は疑問だらけの頭を抱えながら、家路についた。 明日も、きっといつも通りの一日
……そう思っていた
コメント
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本作品を呼んで頂きありがとうございます✨ 本作品には、AI生成イラストを仕様しております。AIイラストの仕様については理解しているつもりですが、何かあればご連絡くださると助かります