ゆあんくん
うり
ゆあんくん
うり
うり
ゆあんくん
うり
うり
俺の両親は、ピアニストと、プロの画家だったんだ。
そんな両親の趣味も俺に遺伝したのか、俺もピアノも絵も好きだった。
両親はすぐになんでもできるようになるようなすごい人だったから、 俺もいずれそうなるんだろうと思っていた。
母親
うり
父親
そうやって幼い頃は楽しく過ごしていた。
でも、小学校の中学年になると、
先生
うり
先生
うり
周りからは、『すげーじゃん!』『頑張ったな!』と、 称賛の声ばっかりだったが、 クラスには、俺を悪く言うやつも少なくなかった。
『親は完璧なのに、子供のこいつは完璧じゃない』って。
それからだ。 俺が周りの目を気にするようになったのは。
完璧じゃないといけない。 親と同じにならなくちゃいけないんだ、とずっと思い詰めてしまった。 『同じくらいに』じゃない。 『同じ』にならないと駄目なんだ。
それから、俺はギターやピアノ、絵のコンクール、塾なども転々とし、 何個もの賞をもらった。 3位か2位が限界だったけど。
母親
父親
うり
本当は笑いたくないのに、つい作り笑いをしてしまうようになった。
2位じゃ駄目だ。 悔しかった。
俺より完璧なやつがいるんだから。 あと一歩なのに、少しの差で負けたんだと。
中学に進学したある日。 いじめは急に始まった。 …なんの前触れもなく。
うり
バッシャーーン
うり
うり
モブ
モブ
うり
モブ
うり
モブ
モブ
うり
モブ
モブ
モブ
それから俺の悪口は校内に広まっていき、 ありもしないことばかり広められた。
親には、言わなかった。 俺が駄目なやつだと思われたくないから。 逃げて逃げて、隠れ続けた。
ずっと苦しんでいた時に、じゃぱさんに出会った。
じゃぱぱ
うり
うり
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
自分でもなんで話したのかわからない。
けど、じゃぱさんがすごく暖かかった。 安心できたのかもな。ものすごく。
初めてであった人に話すなんて、今じゃ危ないことだけど、 話してよかったと思う。 話さなかったら、多分俺、今ここにいないから。
それから仲良くなって、シェアハウスに入れてもらったんだ。
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
ゆあんくん
コメント
5件
うりの過去結構辛いんだな。 親が完璧だから周りから完璧になれって言われていじめられてでも、じゃぱぱとかと出会えてよかったよ。