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ルーカ
残された時間は3時間 それまでに拘束を解いて 外に出ないといけない…
ルーカ
いや解くので手一杯か…
下手に動くと体力を消耗して 沢山息を吸う羽目になる。
ルーカ
〜1時間後〜
ルーカ
あたまがふわふわする… ちからがぬける…
〜2時間後〜
ルーカ
できるだけ…すわないように しなきゃ……
ルーカ
なんですっちゃいけないんだっけ?
〜6時間後〜
ガチャ
sha
sha
ルーカ
sha
ルーカ
sha
sha
ガチャガチャっと 手枷が外され、逃げれる状態となるが そんなことはもう関係なかった。
ルーカ
sha
sha
sha
ルーカ
sha
sha
sha
ルーカ
「じゃ、また後でな〜」と 送り出された
ルーカ
??
ルーカ
em
ルーカ
ニコッと微笑むエーミールと名乗る男 この人がさっき言ってた人なんだ。
ルーカ
em
em
ルーカ
どうしてみんな笑うんだろう
em
em
em
長い廊下に長い階段 一体ここはどこなんだろう
自分は一体誰なんだろう
思い出せるのは名前だけ
怖い
ルーカ
助けて
em
ルーカ
em
ルーカ
em
少し笑みが含まれた言葉だった
ルーカ
em
ルーカ
em
em
em
ルーカ
em
em
em
em
em
ルーカ
すごく本が多いな… これ全部読んだのかな…
全体的に茶色っぽいテイスト 西洋風…?っぽい感じの部屋だ
em
コトッとテーブルに置かれた 紅茶はふわっといい匂いがした
ルーカ
「ありがとうございます」 と言おうとした でも、これを飲んではいけない気がした
せっかくエーミールさんが 用意してくれたのに…
em
ルーカ
ルーカ
「嫌い」…なのかな 飲んでないだけかもしれない 飲まず嫌いなだけかもしれない
em
ルーカ
「申し訳ないです」と 続けようとした時だった
em
em
em
em
em
ペット…でしょう?
ルーカ
にこやかに微笑む彼女は美しい まるでヴァイオリンの音色のように 何も知らない無垢な音色
今の彼女には【恨み】という感情はない ましてや、私たちに 【感謝】までする始末だ
今の貴女は見ていて とても……とても…
em
彼女には聞こえない声で呟いた
ガチャ……
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ルーカ
自分の部屋に戻ると 黄緑色の迷彩服のフードを 被った男の人がいた。
ルーカ
咄嗟に俺は両腕を広げて 抱きしめる準備をした。
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ルーカ
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長い沈黙の後
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めっちゃ叫ばれた
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ルーカ
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面白くてつい笑ってしまった
ルーカ
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突然別の声がしたかと思うと 顔に「天」と書かれた布をつけた 背の小さい子供が入ってきた。
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rb
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胸に手を添え、浅くお辞儀し エーミールさんは部屋を後にした
rb
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ルーカ
rb
布越しで表情な何も読み取れないが どこか悲しい雰囲気なのは感じとれた
なんで悲しそうなんだろう…?
ルーカ
rb
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rb
rb
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どかッ!!!!!と蹴られ 自分の部屋からゾムが 追い出されてしまった
rb
ルーカ
rb
ルーカ
「もうおらんよな」とドアの前を確認する 確認し終わると俺と向き合って こう言った
rb
ルーカ
rb
rb
rb
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