ルーカ
残された時間は3時間 それまでに拘束を解いて 外に出ないといけない…
ルーカ
いや解くので手一杯か…
下手に動くと体力を消耗して 沢山息を吸う羽目になる。
ルーカ
ようにしないと……)
〜1時間後〜
ルーカ
あたまがふわふわする… ちからがぬける…
〜2時間後〜
ルーカ
できるだけ…すわないように しなきゃ……
ルーカ
なんですっちゃいけないんだっけ?
〜6時間後〜
ガチャ
sha
sha
ルーカ
sha
起きれるかぁ?
ルーカ
sha
手、痛かったろ
sha
ガチャガチャっと 手枷が外され、逃げれる状態となるが そんなことはもう関係なかった。
ルーカ
sha
sha
俺たちが閉じ込めたのに)
sha
ええ子になったなwww
ルーカ
sha
sha
sha
部屋に送って貰ってな?
ルーカ
「じゃ、また後でな〜」と 送り出された
ルーカ
??
ルーカ
em
部屋までお連れしますよ
ルーカ
ニコッと微笑むエーミールと名乗る男 この人がさっき言ってた人なんだ。
ルーカ
em
しっかり効いているようで)
em
ルーカ
どうしてみんな笑うんだろう
em
em
好きですよ?
em
長い廊下に長い階段 一体ここはどこなんだろう
自分は一体誰なんだろう
思い出せるのは名前だけ
怖い
ルーカ
助けて
em
ルーカ
em
ルーカ
em
思い出せないんですね
少し笑みが含まれた言葉だった
ルーカ
ごめんなさい…
em
ですが……
ルーカ
em
あなたが大変なので
em
教えてあげますね
em
ルーカ
em
em
em
em
そこに座っててください
em
ルーカ
すごく本が多いな… これ全部読んだのかな…
全体的に茶色っぽいテイスト 西洋風…?っぽい感じの部屋だ
em
飲んでくださいね?
コトッとテーブルに置かれた 紅茶はふわっといい匂いがした
ルーカ
「ありがとうございます」 と言おうとした でも、これを飲んではいけない気がした
せっかくエーミールさんが 用意してくれたのに…
em
紅茶はお嫌いですか?
ルーカ
ルーカ
「嫌い」…なのかな 飲んでないだけかもしれない 飲まず嫌いなだけかもしれない
em
お嫌いだったとは…
ルーカ
「申し訳ないです」と 続けようとした時だった
em
私を拒絶するんですね
em
em
em
em
ペット…でしょう?
ルーカ
にこやかに微笑む彼女は美しい まるでヴァイオリンの音色のように 何も知らない無垢な音色
今の彼女には【恨み】という感情はない ましてや、私たちに 【感謝】までする始末だ
今の貴女は見ていて とても……とても…
em
彼女には聞こえない声で呟いた
ガチャ……
??
ルーカ
自分の部屋に戻ると 黄緑色の迷彩服のフードを 被った男の人がいた。
ルーカ
咄嗟に俺は両腕を広げて 抱きしめる準備をした。
??
em
ルーカ
??
長い沈黙の後
??
??
かわええ!!!!!!!!!!!!!
めっちゃ叫ばれた
??
なってもうて!!!!!!!!!!!!!!!
??
けど…!!!!!けどぉ!!!!
??
悪い虫が来てまう
em
zm
zm
繋いできたやろ!!!!
em
と言ったからですよ
em
なんにも覚えてないんですよ
em
zm
zm
世話係が俺やのうて
zm
ふざけんな!!!!!
zm
その補助やろ?!
zm
変われや!!!!!
em
zm
ルーカ
zm
em
面白くてつい笑ってしまった
ルーカ
zm
zm
ああぁああああ!!!!!!!!!!
zm
いいいいいい!!!!(´;ω;`)
??
突然別の声がしたかと思うと 顔に「天」と書かれた布をつけた 背の小さい子供が入ってきた。
??
こう見えても大人やわ!!
zm
rb
em
お疲れ様です。
rb
ところで何してんねん…
rb
em
rb
取引のことちゃうか?
em
私はこれで失礼しますね
胸に手を添え、浅くお辞儀し エーミールさんは部屋を後にした
rb
rb
このひっつき虫はゾムや
rb
聞いてるで
ルーカ
よろしくおねがいします
rb
布越しで表情な何も読み取れないが どこか悲しい雰囲気なのは感じとれた
なんで悲しそうなんだろう…?
ルーカ
rb
zm
俺にも構えや!!!!!!!!!!
rb
お前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
rb
ひと仕事あるやろが!!!!!!!
rb
zm
ほんまに心無いねんな!!!!!!!
どかッ!!!!!と蹴られ 自分の部屋からゾムが 追い出されてしまった
rb
ルーカ
rb
しょぼくれたりせんよ
ルーカ
「もうおらんよな」とドアの前を確認する 確認し終わると俺と向き合って こう言った
rb
ルーカ
rb
rb
なぁんもいいことない
rb
教えたるって言ったら…
rb