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紫
橙
桃
青
赤
黄
この話は俺が初めて恋をした話
ずっとずっと好きだった。 大好きだった彼と俺の話。
紫
赤
橙
紫
そう、俺は 楽器体験のあの日からずっと 橙先輩のことが好きだった
紫
夏のコンクールにむけて 分からないところがあったら
橙
紫
紫
橙
橙
橙
紫
誰よりも早く気づいて 教えてくれた。
いつも部活に本気で大好きだった 楽器を吹いている姿、 先輩方と話してる姿
全部、全部が大好きだった
黄
橙
桃
青
紫
俺は一番端にいたから コップを上げてもだれも 乾杯はしてくれない
もう諦めてコップを下げようとしたら 貴方だけが、
橙
紫
紫
その優しい笑顔で、俺の隣に来てくれて 俺だけと一緒に乾杯をしてくれた
紫
ずっとずっと続くと思ってた。
俺らの部活では "仮引退"というものがある
8〜10月の間だけと 11月〜2月の間は三年生が部活に 来なくても大丈夫な期間となっている
寂しかったけど戻ってきたらまた 前みたいにできる。そう思ってたのに
橙
黄
桃
青
紫
"引退"
きっとその言葉でもう責任感が なくなったのだろう。 もう自分たちは現役じゃない
引退した身なんだって。 帰ってきてくれたのは嬉しいでも そんなある日事件は起こった
ちょうど10月終わりかな
その日は再登校の日だった 1回家に帰ってまた部活をしに 学校に来るというものだ
俺は誰よりも先に音楽室に行っていたから まさかあんな事件が起きるなんて 思わなかった。
あれ先輩方が校門で話していたらしい そこで赤くんが通ったんだけど 無視してはなしてたらしい
俺達の部活は4:00には もう楽器が吹ける体制にしておかないと いけなかった。
でも三年生は4:00になっても こなかった
俺は嫌な気持ちになった 引退っていう看板をかけたからもう 関係ないの?
もう現役じゃないから遅れてもいいの? そんな気持ちが頭をよぎった
気づくと俺は別の部屋で赤くんと 練習をしていた。
遅れてきたのに謝らなかったから ムカついてこっちにきたんた。
もうやだ何もかも嫌になったでも、
黄
紫
赤
黄
俺は全部話した 先輩方が遅刻してきたのに ヘラヘラしてたこと謝りもせずに 楽器の準備を始めたこと
黄
黄
紫
黄
紫
黄
黄
赤
黄
黄
紫
黄
黄
赤
黄
黄
紫
でもそこから何日もの月日が経った
幸い桃先輩と橙先輩以外には状況を話して理解をしてくれたが、
青
紫
青
紫
青
青
紫
青
紫
紫
橙
紫
橙
紫
青
紫
紫
橙
橙
紫
橙
紫
橙
紫
橙
橙
紫
あぁ、ずるいな貴方は なんでそんなにずるいの
紫
橙
紫
橙
紫
ずるいんだよ。その性格が
大好きなんだよ。
そして桃先輩に謝れなかった日が 続いた。 青ちゃんには何回も 謝んなよって言われたけど
桃
桃
紫
こんなことに言われてるのに なんで俺が謝らないといけないの
なんでよ、ねぇ、
紫
橙
"アンサンブルコンテスト"
それは3〜6人ほどで行う 大会だ。
俺達は青ちゃんと赤くん、 あとパーカッションの子と 4人で出ることになった
まぁ、俺はB.saxなっちゃったけどw
初めは怖かったし辛かった。
でも橙先輩が、、
橙
その言葉で俺はがんばれましたよ。 ありがとうございます
青
青
紫
言わずもがなだ。 俺が失敗しなければ
俺が初めの合図だったのだが そのときに譜面台に楽器を ぶつけてしまった
紫
赤
赤
青
紫
どんなに励まされたけど 俺は悔しかった。
あ~ぁ、もう先輩に何も言えないよ
それから1ヶ月後。 俺はある決断をした
先生
先生
紫
俺は小学校の友達と離れて この学校に来た。
でも別に俺の意思ではない。 親が決めたんだ
だから親からはもう許可を もらっている。
先生
紫
俺は桃先輩からの嫌がらせ クラスでいても楽しくないことを 話した。
紫
先生
紫
その日は先生との話が長かったため 帰るのが遅くなった
紫
なのに
橙
橙
紫
私服姿の橙先輩がいた
橙
橙
紫
だめだ、上手く笑えてない気がする
橙
紫
橙
ほらまた俺に優しくする
紫
橙
紫
橙
紫
無理です。 これ以上先輩に迷惑かけられません
紫
橙
紫
紫
橙
橙
紫
紫
橙
紫
橙
やった... また先輩と楽しく帰れるし楽しく 部活ができる、、
そう思ってたのに
紫
青
赤
俺達の学校は6:00までには 門の外に出ないといけない 決まりがある
俺達、一二年生は昇降口が 遠いから早めに出ないと 間に合わない
だけど3年生は近いから 毎回帰るときには門で 待っていてくれた
でも先輩が戻ってきてからは、
青
紫
赤
紫
青
青
紫
赤
青
青
紫
....
3人)いやわんちゃん?!
青
赤
紫
でも戻ってもいなかった
多分今日は用事があっただけ そう思いたいけど...
次の日
青
黄
青
青
黄
紫
やっぱり違う。 いつもより冷たい
紫
結局待ってはくれなかった はぁ意味分かんない
俺達何したの? 嫌い嫌い嫌い
紫
青
赤
あんなやつらなんかタヒねばいい
受験落ちればよかったのに
今日はやっと先輩方が全員 帰ってくる日だ。
でも正直怖い。 桃先輩に何か言われないか
でも、
紫
橙
紫
橙
紫
紫
橙
橙
紫
紫
桃
紫
紫
桃
紫
久しぶりに桃先輩に 声をかけられた
もう今しかないって思った。 だから俺はその時に
紫
桃
紫
嬉しかった。
後は無事に定演が終わるだけ
あっという間な一年だったな そう思えるようになってきた。
青
ありがとうございました!
あぁ、終わったんだ。 定演が、
あっという間だったな
紫
紫
赤
紫
赤
紫
赤
青
ありがとうございました!
青
赤
紫
橙
桃
黄
やばい、また涙出る、笑
でももう泣かない。決めたんだ
先生
赤
紫
大丈夫。怖くない。頑張れ俺
紫
紫
紫
紫
紫
転校します
橙
紫
紫
紫
紫
紫
紫
紫
紫
赤
青
桃
橙
黄
紫
あぁ、本当によかった
この学校で、この吹奏楽と出会えて
黄
黄
かんぱ~い!!
打ち上げも最高に楽しかった
今までは聞けなかった先輩の話や 楽しそうな先輩の顔
本当によかった。 後はあれを待つだけ、、
紫
橙
黄
橙
橙
紫
俺と黄先輩はバスで 橙先輩は歩きだからもう お別れだ。
これで最後。
黄先輩が先にバスに乗る
俺は、、
紫
橙
今までずっと好きでした
橙
紫
その言葉を言ったあとすぐに バスへ乗った。 だから橙先輩の顔は見ていない
こんな終わり方でごめんなさい。
ずっと、ずっと、 最後の日まで大好きでしたよ
お互い新しい環境で がんばりましょうね
さようなら