“私の„
<光>なら
何も知らないままで
私を
殺して欲しかった...
一方...
ゼラ
.....
デンタク
ど、どうしますか?ゼラ。
ゼラ
....タミヤ達を呼べ。
ニコ
はい!ゼラ!!
ニコはレイの部屋にいるタミヤを呼びに行った。
ニコ
タミヤ
タミヤ
ニコ。
レイ
......。
ニコ
レイは、まだ起きていないか。
タミヤ
お、おう。
ニコ
雷蔵は?
タミヤ
さっき、飲み物を取りに行ったけど。
ニコ
なら、雷蔵も連れて、ライチの元へいくぞ。
ニコ
ゼラが呼んでいる。
タミヤ
....わかった。
レイ
...........。
タミヤはレイを残し、ニコとともに部屋を退室した。
レイ
........。
チリン....
ニコ
ゼラ!お待たせしました!
ゼラ
ふむ。では全員でライチの映像を見る。
デンタク
ゼラ!準備ができました!いつでも再生できます!
ゼラ
デンタク、よくやった。
ゼラ
さて......、さぁ、見ようか。レイの真実を。
ジーッ....ジーッ......ガガガガ
螢光町を歩いていたライチの視界は突然写りが悪くなり、場面は一軒の家の中の様子を写し出したのだ。
??
貴方がいけないよの!!
??
うるさい!!騒ぐな!!
ガシャン!!パリンッ!!
??
痛い痛い!!やめて!!!
??
だまれ!!嗚呼、どうして!!
??
俺はお前のせいで!!不幸になるばかりだ!!!
??
どこにいくのよ!?
??
だまれ!俺はこのお金で幸福を買いに行くんだ!!
??
ああ!なら、私の幸福も!!
??
そのお金で買ってきてくれるのかしら!!?
??
っ!!
ジジジッ.....
??
あの人が、悪いのよ.....
??
私の<切り札>は!!ここにある!!!
レイ
....ねえ、お母さん。聞いてよ
??
.......嗚呼、レイ。私は今、貴方の話を聞いている暇はないの!!
??
台所を片付けなきゃいけないし!今日だって!
レイ
でも、勝手な事したら、怒るでしょ??........だから、聞いt
??
ああ!凄い!!貴方まで私の言うことが聞けないのねぇ!?
??
ねえ、レイ。あなたが悪いのよ。
??
あなたを見てると、あの人との交わりを見ているようで、気持ちが悪いの!!!
??
お 前 さ え い な け れ ば
レイ
.......。
レイ
...<言うことを聞かせる切り札>.....
ジジジッ.....ザーッ.....
??
お前が悪いんだ!!お前のせいで、あいつはおかしいんだ!!
??
何を言っているの!!あの娘があんな風になったのは!!貴方のせいよ!!!
ジジジッ....
??
いや、何するの、やめて!!
??
いやあああああああああ!!
ジジジッ....
??
...見たんだな、レイ
レイ
!?
??
俺はな、最初から全部いらなかったんだ。
??
この女も、お前も俺を不幸にする!
??
だから、
??
お前も、死んでくれるよなぁああああ!?!?
レイ
!!
ジーッ..ジジッ
レイ
大丈夫、何も心配ないよ。
レイ
.....だって、しょうがないもんね。
??
ああ、レイ。
??
お前は親父がいかれてると思うか?
レイ
......
??
だがな。お前も一緒だ。レイ!!
??
なんだ!そのツギハギだらけの犬の死体は!?そんなものに話しかけるお前は!!!
??
狂っている!いかれてる!!
レイ
っ!.....
??
心地よかったかぁ?腹を引き裂いて、切ったり、縫ったりするのはぁあああ!!
レイ
違う!!
レイ
この犬は....<私の物>になった、だけ!!
レイ
<理想の犬>になった、だけ....
チリン....
レイ
だから、お父さん。
レイ
私の<理想の家族>に
レイ
なって!!!
バーン!!!
それから見たものは酷いものだった。レイは男女の死体を縫ったり、切ったりし、その間に座り、微笑んでいたのだ。
そして、冒頭のときのように酷いノイズと音、乱れた映像とともにライチの声がした。
ピピっ.....ウツク、シイ...
映像が元に戻ると、ライチはレイを抱えていたのだった....
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