蒼
先輩ー!
私
なあに?
蒼
ケーキ買ってきたので一緒に食べませんか?
私
ほんと!?食べたい!
蒼
ふふ、じゃあ今日の放課後僕の家来てもらえますか?
私
わかった!じゃあ学校終わり走って行くね🙌
_____
私
着いたよ!
蒼
はーい、どうぞ、
私
お邪魔します…!
私
わ、ケーキだ!美味しそう!!
蒼
ふふ、先輩ケーキほんと好きですよね。色々買ってみたんで、好きなやつから食べて下さい。
私
5種類もある…!全部美味しそうで決められないや😢
私
蒼くんは何食べたい?
蒼
あ、これ全部先輩の為に用意したものなんで僕は食べないですよー。
私
えー!そんな…悪いよ
蒼
僕は先輩が美味しそうにケーキ食べてる姿見るのが一番幸せなんです!
蒼
ほら、僕の為だと思って食べてください〜。
私
んんー…それじゃあ、お言葉に甘えて。
私
いただきます!
私
美味しいいい!幸せ!!☺️
蒼
先輩って本当に美味しそうに食べますよね、本当に可愛い。
私
へへ、そんなおだてても何も出ないよ?
蒼
本気で言ってるんですけどね…
蒼
ほら、こっちも食べてみてくださいっ!食べさせてあげますね?
私
んー!こっちも甘くて美味しいな☺️
蒼
じゃあこっちも…!食べさせてあげます!
私
んん…!ちょっと待って、蒼くん
蒼
…?どうかしました?
私
美味しいんだけど、もうお腹いっぱいかなあ〜…というか、
私
最近ね、友達に太ったって言われるようになっちゃって、ダイエットしなきゃなあって思ってるの…
蒼
…まだまだこんなに残ってるのに、もう食べないんですか?
私
…ごめんね、せっかく買ってきてくれたのに。
私
正直体重もさ、付き合い始めてから10kgぐらい増えてて…
私
蒼くんも太った彼女なんて嫌だよね…?だからダイエット…
蒼
僕は太ってるとか気にしません。
蒼
僕は先輩が美味しそうに食べてる姿見るのが幸せなんです。
蒼
…ほら、遠慮しないで食べてくださいよ。
私
っ、蒼くん…?
蒼
なんですか。
蒼
もう食べれないなんて言わないですよね?
蒼
ちゃんと全部食べれるまで帰しませんよ。
蒼
ほら、僕が食べさせてあげます。口開けて?
私
やだ…!!!
私
怖いよ、蒼くん…!
蒼
……先輩、今先輩が陰でなんて言われてるか知ってますか。
私
…?
蒼
"醜い豚"だそうですよ
蒼
あんなに美人で細くて高嶺の花だとマドンナ扱いされてきた貴方が。
私
そん、な…
蒼
僕はそんな誰からも憧れられる貴方の恋人でいることがコンプレックスでした。
蒼
僕は平凡で、貴方の隣を歩くと不釣り合いなのが浮き彫りになって苦痛だったんです。
蒼
でも、ふとした時に気付いたんですよ
蒼
貴方に近づけないなら、
蒼
貴方を堕としてしまえばいいと。
私
何を言ってるの…?
蒼
なので、僕は貴方を太らせることにしました。
蒼
そしたら、今まで馬鹿みたいに貴方に色目を使ってきた男共も消え、
蒼
あんなに貴方に憧れ媚売りしていた女共も今では貴方の姿を嘲笑い、離れていったんです。
私
そんな…私、一人なの…?
蒼
ええ。貴方はもう誰にも相手してもらえなくなりました。
蒼
でも、僕だけはこんな醜い姿の貴方を捨てないで、心から愛してあげられます。
私
蒼くん…
蒼
これから、たくさん食べさせて、身の回りのお世話も僕がいないと何も出来なくなるようにしてあげますね。
蒼
その為にも、今日からここで一緒に暮らしましょうか
蒼
最初のうちは暴れそうなので足枷嵌めますね。
蒼
いい子に出来たら外してあげますよ
蒼
ほら、返事は?
私
………ッうう
蒼
ふふ、泣かないで
蒼
僕と暮らせるのが嬉しくて泣いてるのかな
蒼
本当に可愛い
蒼
僕は貴方が思ってるよりもっと貴方を愛しているんです
私
…ッこんなの、おかしいよ…
蒼
さあ、怯えないで目を閉じて
蒼
僕の愛をたくさん貴方の身体に刻み込んであげます
蒼
___まずはキスから始めましょうか