意外と短気なチョコクッキー
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「ひ、ぃ、はぁ、ふッ、ッ」 春千夜は走っていた。それはもう人生で一番早く走っているのでは?と思うくらい。つまりは全力疾走だ。 いつからだろうか、同僚が自分を見る目が変わったのは。 いつからだろうか、自分の任務が少なくなってきたのは。 いつからだろうか、首領が俺を外に出したくなくなったのは。 駄目だ。今こんなこと考えたら駄目だ。 早く、早く逃げなければ。あいつらが帰ってくる前に、早く。 「ぁ、、そ、とッ」 裏口をやっと見つけ、ドアノブに手をかける。あと、あと少しッ、。 逃げても自分は反社だし、察の所には行けないからとりあえず、(ガンッッ!!! 「……ぁ…………」 振り返ればそこには、灰谷蘭と竜胆が立っていた。 「春ちゃ〜ん♡なぁに逃げてんの?」 「はぁ〜お前勝手に外出ようとしてんじゃねぇよ」 「ひ、」 ゆっくり、ゆっくり歩いて、目線を合わせてくる。 「ゃ、やだ、もどり、、たく、な、ぁ」 「は?もっかい言ってみろよ」 ガンッ!ドシャ、ガンッッ 「うぐ、ぁ“ッッい“ッ」 ガンッ、!ガンッ、! 「兄いちゃーん、それくらいにして早く帰んよー」 「はいはーい」 ガッッと担がれる。春千夜はやだ、やだ、と暴れるが逃れることは叶わなかった。 「はな、離せッ、やだッ、!」 「あ?うっせーよ」 暴れる腕と脚を鎖で繋ぐ。ガシャンと絶望の音がした。 「りんどー俺今からヤるけど竜胆はヤる?」 「あー俺これから仕事入ってんだよねー先ヤってて。」 「りょーかい」 ギシ、と蘭が乗ってくる。 「や、やめろッ、、ひ、」 「やめろって言われると余計虐めたくなるだろぉー?」 ギシ、グチャ、ぐちゅ、ギチ、 「やだ、やだぁ、ッ、あ“あ“あ“、やめ“ッ、〜〜〜〜ッ!!!ぁ、あ“、あ“ お願いッッ!や“め“ッッ!!ゔぁッい“ッッ!だずげッ!!や“ッッ!ひ、ゔ だ、ずげ、でッッ、だれ、がッッ!!ぁ“““〜〜〜〜ッッッッ!!!」 「あ〜きもちーねー春ちゃん♡」 「い“や“ッッい“や“ッッい“や“ッッ!!!!あ“あ“あ“あ“!!!!!!! ま“ッッでッッ!ど、まッッひッッぅ、ぁッッ!」 「ッイきそぉー♡中出すね?」 「な“がッダメッッ!か、ひゅッッィ“ゃッッッッ!!ぁ 、」グリンッ、 「あ?気絶?んもぉーお、き、てッ!」 「あ““““ッッッッ!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!」 「あ、メスイキした♡」 「は、はふ、ぁ、ぁ、いぁ、も、やめ」 「春ちゃんが『もう逃げない』って言ったらいいよー?ほら、言ってみ?」 「………………ッだれ、がッ、言う、かよッ」 ぐちゃんッッッッ!!!グリ、ぐちゅ 「や“ぁぁぁ““ッッッッ!!!!!!」 「んーこれはもーちょい躾しないと駄目だねー♡」 「ごめ“、ごめ“な“ざ、い“ッ!ッッゆる、ひ、でッ」 「ん?言葉が違うだろ?」 「も“、も“ゔッにげ、なッい“がらぁッッ!!どま“ッッでッッくだッざい“ッ」 「んふふ はーい♡よく出来ました♡」 そこから、俺の記憶はない。
「さんず、三途、起きろ」 ゆらゆらと体が揺れる感覚がして目がさめる。 「…………………ぁ…………………」 「おはよう、三途」 「かぅ、ちょッゲホッゴホッ!」 喉がグリ、と痛んで思わず咳が出た。 「大丈夫か?ほら、水」 無言で受け取り水を飲む。 痛いのは相変わらず変わらなかったが多少は楽になった。 「飯持ってきたんだが、、食えるか?」 「……いらない……」 「そうか。何か他に欲しいものあるか?」 「………………ここから逃がせよ」 「それは駄目だ」 「……ッ」 ギリ、と下唇を噛む。こんな、こんなとこ早く出てってやる。
ガチャとドアが開く。 不安と恐怖心でシーツを引っ張り、必死の抵抗で身を隠す。 「三途」 「………」 かつて敬愛していた主領も今になっては恐怖対象でしかない。 「三途、今日逃げ出したんだって?」 黒いドロっとした目が三途を射抜く。 「三途、こっち向いて」 絶対向かんとして顔を背ける。ギュと目を瞑った。 しかし、それは叶わず無理やり顔を合わされる。 そして、キスをされた。 「ぇ…」 ぢゅ、ぢゅる、ぢゅぅ、 「んぐ、んっ、ぁ、ふぁ、ッ、、ッぁ、ん“ん“!?!?」 ゴクン、という音と共に体の中に何かが入った。 瞬間、沸騰するような熱さに襲われる。それと同時に頭が全く回らなくなってきた。 「ぁ?♡あ、れ、ぁふ、」 「三途、三途、可愛い♡、」 バサ、とシーツを剥がされ、身体が重なる。 未だ、何が起こっているのか理解できていないような三途。 「ぁ〜♡んぅ、ぁ~~~~~~~~~ッ!!!?!?」 「愛してるよ三途♡」 夜はまだ始まったばかりだ。
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