これは私が本当に体験した話です
大学生の頃…私はバスケ部に所属しており、部活の帰りでした。
時間は23時頃。
普段は車の通りが多い300メートル程の緩やかな坂道。
その日はなぜか車も少なく、真っ暗でした…
私はネックウォーマーとスノボー用の手袋で防寒をしてバイクに乗っていました…
ゆう
寒いな…
ゆう
坂道を下ってる時って余計寒いよ…
そう思いながら坂を下りました
ゆう
ん…
ゆう
横断歩道に人影が…
坂の途中には中学校があります。正門前に信号のない横断歩道があり、髪の長い女性が立ってました
私との距離はまだある
渡るには十分なほど…
渡る意思がないのか…そう判断してそのまま通過しようとしました
すると…
???
なんで止まってくれないの…
ゆう
うわっ!!
驚いて急ブレーキを掛けました。確かに女の声が聞こえました…
路肩ギリギリを走行していたわけでもないのに、なぜ…
振り返っても誰もいない
怖くなったのでそのまま走り去ろうとしました…
100メートル離れた所でしょうか
走行しながらもう一度振り返ると
後ろに何か長いものがなびいていました…
その時は冬ということもあり、マフラーだろうと思い何も感じなかったのですが…家に帰ってハッとしました。
私が首に巻いたのはマフラーではなくネックウォーマーだと…
ということは、さっき後ろをなびいていたものはなんだったのでしょうか…