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いつもどおりの朝。
俺は眠たい目を擦って体を起こす。
ふと、リビングから聞こえる物音と、いつもなら隣にいるはずの彼が居ないことに気づく。
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俺はゆっくりベッドから降り、リビングへ向かうのだった。
〈ガチャ〉
kr
kr
俺の姿を見るなり、優しく微笑む彼……krさん。
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krさんと俺は、みんなに内緒で結構前から付き合っていて、同棲までしている。
俺達2人の朝は、俺の料理の匂いでkrさんが目を覚まし、2人で仲良く食卓を囲むのが当たり前だった。
だが、今日の彼は何故か外出の準備をしている。
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彼は準備をしながら答える。
kr
kr
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俺は準備を終えた彼に優しくキスをする。
kr
彼は俺にキスを返すと、家を出ていった。
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彼が出ていってから浮かぶその疑問に、もっと早く思いつかないのか、と自分を軽く責める。
彼がいない食卓は静かで寂しいけれど、たまにはいいかもしれない。
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俺は適当に作ったハムトーストで腹を満たした。
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